2012年9月24日月曜日

『まあまあ』の超一流選手 V.S. 『好調』の一流選手

Goodコンディションの一流選手は、Badコンディションの超一流選手に勝る。

勝敗を分けるのは、もともと持ってる実力もさることながら、その時のコンディションがモノをいう。
こんな事は、改めて言うような話でもないでしょうが、今年のスポーツシーンでわりと良く見かけました。対する相手も一流選手ですから、当然と言えば当然です。

■"最速" ウサイン・ボルト
世界最速のボルトはジャマイカ国内予選で負けた。勝ったのは、ブレイク。オリンピック銀メダルの選手なので、意外といっては失礼ですけどね。
宇宙人レベル・次元が違うと思われていたスーパースターであっても、コンディションの波をピークに持って来ないと負けることもある。

■"アルカンシェル" フィリップ・ジルベール
昨日、ロードレース世界選手権を制して『アルカンシェル・ジャージ』を手に入れたジルベール。
春は全く調子が出ず。去年3連覇を達成したアルデンヌクラシックも勝てず。
8月頃から調子を上げ、ブエルタでも区間勝利2勝。
そしてお見事、世界選手権制覇。

■さて、サガンはどうだろう
今年のサガンもツール他のレースで勝ちまくったが、グッド・コンディションの時期だったから、勝てた。5月のカリフォルニア5勝から7月まで、特にピークの時期が長かった。
ツール以降は調子は下がっているということで、来月のジャパンカップでも、サガン来日=勝利確定 とはいかないかと。
来日してくれるだけで、モチロン楽しみです!


あ、例外もありました。。。

■三冠馬オルフェーヴル
昨年、三冠含めG1・4勝。負ける気がしなかった。
が、今年初戦・阪神大賞典での意味不明の逸走、そして天皇賞の惨敗。
そこから、調教師の言葉で『7割の出来』と散々吹かれていた宝塚記念での見事な勝利。
相手がニ流だったのか?いやいや、ダービー馬に天皇賞馬、昨年の覇者まで揃っていましたよ。体調イマイチでも一流馬に勝ってしまった、なんでかな。

まあ・・・馬のやることですから、だから競馬が成り立つ。

2012年9月2日日曜日

クライミング技術とサバイバル能力

沢登りに行ってきました。

丹沢の小川谷廊下という、大変人気の沢場です。
天気は若干崩れましたが、美しい渓谷が広がっていました。
(沢は水ばっかりなので、iPhoneは取り出す余裕なく写真はないですw)

ヘルメットは必須。ハーネスつけて、場所によってはスリングやロープで助けてもらいつつ、なんとか楽しく登ってきました。

幾つかある滝に対して、正面から登る、あるいは巻き道からエスケープする。
そんな感じで険しい道程を進んで行きます。一番厳しい場所は、巻き道もないフリークライミング(アルパインクライミング?)の世界になります。ロープが必要です。

数年前に、ボルダリングを熱心にやっていたのですが、最近はサイクリングがメインになり、すっかりジムにも行かなくなっていました。そんな場合、登攀能力はあっという間に失われます。なので、今回はほどんど素人のような状態で行ってしまいました。

滝を登るところもそうだし、巻き道を通るところも、ボルダリングの技術がとても必要とされる、そんな岩がゴツゴツしていました。で、ある程度安全マージンはとっていても、脚が滑ったら結構な高さから落ちて怪我する(もしくは生命に関わる)な、という箇所はいくつかありました。

クライミング能力が生死を左右する事がある。
そういう場が世の中にはあるなと自覚した。

そんな場面に遭遇することは、人生でそう何度も有ることではないかもしれない。
例えば、地震・大雨の影響で土砂崩れなどに巻き込まれ、通常の道路が壊れ獣道を進まなければいけない。そんな状況を想像してみます。
食料・水あるいは医療を求めて、進む必要がある。しかし道は決壊し、瓦礫の山、土砂の道を進むしかない。そんな時にクライミング能力は実に実用的に役にたちます。

そんな場面でクライミング能力があれば助かり、なければ命がなくなる。
普通の山道を歩く程度の登山では、よほどの難所でない限り、そこまで能力が必要とされることはないけれども、ひとたび必要とされるときはおおよそ命に関わる。
まさに火事場の能力なのではないかと思う。

サバイバル(生き残るために)能力のため、クライミング技術を身につける。
そんなのもモチベーションのひとつになるかもしれない。


2012年8月5日日曜日

NHKが本気だしてる:ロンドンオリンピック2012


ロンドン五輪が盛り上がっていますが、今大会で特に興味を持っていたのは、、、

『自転車 :男子ロードレース&個人タイムトライアル』
『陸上  :男子100m』

男子100mは全世界大注目で、日本でもトップレベルの人気があるので特に問題ないです。

が、男子ロードレースは、日本ではまだまだマイナー競技なため、TV中継は期待できません。
いつも通り、海外のWeb中継を探そうかと考えていたところ、日本の公共放送NHKのWeb中継が素晴らしい働きをしているので、ちょっと備忘録の意味も込めて記録しておきます。


 同時8チャンネルのWeb中継 随分気前がいいです。
(民放は 2チャンネル やっています)

解説などはなく、ただライブ中継を流すだけなのですが、男子ロードレースはスタートからゴールまで6時間、タイムトライアルも全選手のスタートから表彰式まですべて放送されました。
地上波でもBSでも、コレほど長い時間を放送するのは、高校野球か箱根駅伝位なものです。
流石Web!インターネットバンザイな瞬間です。

いつもの地上波オリンピック中継は、前半に柔道と水泳が中心に放送、後半が花形競技の陸上が盛り上がり、あとは日本人のメダルが期待できる競技が中心に放送されます。
いつも大体同じパターンですね。

Webで見ると、日本では全然知られていない競技って結構あるんですね。
今回面白く観られたのは、馬場馬術のクロスカントリー、カヌーのカナディアンやカヤック、自転車トラックのスプリントなどなど。
解説はなくとも、観ているだけでもルールがわかる、楽しめる競技はWebで強い。

ツイッターや、2ちゃんねるの実況版に行けば、詳しい人がいくらでも親切に教えてくれる、ということもあります。一種のクラウドソーシングです。マイナー競技にとっては世間にアピールする絶好のチャンスですからね。

みんなが好きな競技を、Liveで自由に観る。実況・解説は視聴者が相互に助け合う。
こういう形が、21世紀型オリンピック放送の中心になる気がしますね。


2012年7月19日木曜日

『破局噴火』で日本崩壊:死都日本の書評

日本列島では数千年に1回,全地球では数百年に1回の頻度で,文明を滅ぼすようなカルデラ破局噴火が起こる.そのリスクは1年あたりの死者数でみるとけっして小さくない.しかし,ごくまれにしか起こらない災害であるため,社会としての対応がむずかしい.

現代都市への破局噴火リスクの評価 早川由紀夫


『カルデラ型破局噴火』って聞いたことありますか?
僕も最近知りましたが、日本列島では数千年から1万年に一度、地域の文明を丸ごと消滅させ、草木一本残さない文字通り”破局”させる噴火が起きているそうです。

この小説『死都日本』は火山多発地帯の南九州を舞台とし、30万年前の加久藤火山が21世紀に再び日本を襲い、いくつもの街を町ごと消滅させ、南九州全域をほぼ壊滅させ、24時間で数百万人の死者を出す超弩級の火山災害を現実の地名を使ってリアルに描いています。

章のタイトルが、『水蒸気爆発』『恐怖の大王』『黄泉』『彷徨』などなど、素敵な文言が並んでいてオドロオドロシイ雰囲気が漂っています。
この『破局噴火』が一度発生したら、現代の科学技術では防ぐ手立ては何もない。
発生する前に逃げるしかない。山が崩壊し、高温の火砕流となり街を襲う。そんな災害。

この小説は2003年の作品ですが、注目すべきポイントがあります。
『踊狂現象』『大衆乱舞現象』文字どおり日本全国で踊り狂う現象で、何百万人も伊勢神宮に参拝に行く、そんな不思議な現象が歴史上で何度か発生している。
そして、その踊狂現象の後には奇妙な程に地学的ビッグイベントが発生している。
(東海地震、南海地震、富士山噴火など・・・)

小説の冒頭で、戦後から長く続いた与党が民意の逆襲を受け大敗。
政権交代が実現しました。
政治腐敗に我慢ならなくなった有権者が”踊り狂い”地滑り的勝利での、政権交代。
そして、その直後の破局噴火・・・

 政権交代⇒大震災 現在の日本、東日本大震災を思い出さずにいられない
(阪神大震災も政権変わった後でしたね・・・)

小説の中では、ある程度前から火山破局噴火の”予兆”を読み取り、対策をたてることにある程度成功しています。その事前準備、また噴火発生後の首相を初めとした政府のリーダーシップは現実世界とは対照的であり、見所でもあります。

サバイバルにおいて、情報収集の大切さ、知識を知恵に変えることで生き残ることなどなど、勉強になります。日本に生きる限り、自然災害はいくらでも起きるでしょう。

『あり得ない』と思っていた災害も、やってきたらあっという間に現実になる。
そんな疑似体験ができる、貴重な読書体験です。


2012年7月4日水曜日

早くも伝説wをつくった ”ダンシング” サガン

このゴールシーンは伝説になる。


2007年カンチェラーラのマイヨジョーヌアタックや、同年マキュアンの『意味がわからない!』ゴール。
そして今年、ツール・ド・フランス2012:第3ステージのサガン・・・


カンチェラーラを始めとした一流選手が苦しんで坂を登ってくる前方でサガンがひとり”踊ってる”(というよりも、『走って』いるのか)
向こう10年語られる伝説になるね。

ペーター・サガン22歳・・・恐ろしい子。。!!!
平成生まれですよ。

こういうたった1枚の写真で雄弁に語ってくれる写真って好きです。
連続写真はこちらから見られます。



が、、、ぼくは、落車した。(=寝落ち)
このゴールを生で見逃した・・・・残り10kmくらいまでは起きていたんですけれどね、目が覚めたら、カンチェラーラがマイヨジョーヌのキープおめでとうのインタビューでした(悲)。

今日は新城が逃げている!(日本人初のバーチャル・マイヨジョーヌ!
寝るわけには行かない!そのためにBlog綴っています。

+・+・+・+・+

ゴールの写真も ( ・∀・)イイ!! ですね。


2012年6月27日水曜日

ポイントカードはすべからく電子カードにしてほしい

ポイントカードってお得ですよね。

お客にとっては、ポイント溜まってお買い物する度にお得感。
店側としてはカードを持たすことでお客の囲い込みができる。
そうなるといろんな店がそれぞれのカードを出し、財布がどんどん厚くなってくる・・・

最近増えたカードは、本屋の丸善(honto)、ローソンのPonta、近所のスーパーマーケットのポイントカードなどなど。。。
どれもクレジットカードタイプの厚みのあるカード。
財布が益々厚くなっていきます。

でもよく見ると、必要としているのは磁気データではなく、単なるバーコードだったりする。バーコードが必要ならこんな厚いカードにする必要ないんじゃなかろうか。

カードレスを進めてくれ
切実におもう。

バーコードの写真を一枚持っていれば済む話なら、iPhone に保存しておけば財布が薄くなってかなり嬉しいのにね。(honto なんて電子書籍を販売するサイト作っときながら、なんでカードを電子化する発想に至らないのかな)
実際そういう”カードレス”サービス(QRコードの画像を保存しておいてください)を採用している店もあり、そういう店は好感もてます。

財布のカード入れには限界があるし、持ち歩けなくなったら財布から抜かれてしまう。
お店にとってもメリットあると思いますがどうでしょう。

新しいiOS6 ではこんなサービスも。



Googleの『Wallet』でもいいですが、iPhone の新システムが日本でも受け入れてくれれば、財布の中身が劇的に変わっていくと思われます。

買い物の際の、スマートフォン所持率はかなり高い昨今です。
積極的に”カードを持たない”選択をできるようにして欲しいものです。
(と、おもってたら今日こんなニュース見た。ヨドバシ偉い)

僕の今の意見としては、財布には【お金に絡む系】のものだけ入れたい。
具体的には以下のものです。

・現金
・クレジットカード
・銀行のキャッシュカード
・Suica

電子マネーが好きという人もいるし、そういう人は全部をケータイに纏めてしまいたいのだろうけど、今のところ僕はお金に関するパートに関しては財布でいいです。
『バッテリーが切れたらお金もない』ってリスクはちょっと怖いですから。

電子化しない方がいいモノについてはまた別にまとめます。

2012年6月18日月曜日

『平清盛』は面白いだろ~視聴率は悪くても

NHKの大河ドラマ『平清盛』毎週観ています。
面白いです。

僕は昔から世間一般のヒトと嗜好の差があるようで、視聴率は振るわない様子です。
でも、これは推測ですが、『気に入っている人はとことん気に入る』そういう類のドラマじゃないかと思います。ついてこれない視聴者は置いてく、その位の勢いがある。
ドラマはそのくらいじゃないと、深みはでないものです。

僕は日本史弱いので、ネットで調べて補いながら毎週楽しんでいますが、そのひと手間を掛けるかどうかで感想は変わってくる気がします。そういうのがメンドイと思う人には合わないかもしれないです。

そこで、僕の視点でどの辺りが面白いと感じているかを書き留めておきたい。
(あくまで僕の視点で、他のひとの視点は他の人にまかせる)

  1. 平安時代末期の武家社会の誕生
    「公家の政」⇒「武家の政治」へ時代が動いています。
    平氏と源氏。二つの武家。平清盛と源義朝を中心に物語が進みますが、その父親の世代(平忠盛)や息子の世代(源頼朝)の長い時代を経て、じわりじわりと武士の世の中を築いていることがよく分かります。

    個人的には、義経の話は有名だし漫画とかでも楽しんでいますが、その父親や祖父の世代の話を知る機会が少なかったので、この機会に学んでいます。
  2. 『悪役』清盛を主役にした成長の物語
    「清盛」が小説や漫画に出てくる時って大体悪役です。
    主人公は源義経の話が多く出回っていますので、そうなると当然、平清盛は悪役に収まるしか無い。判官びいきの義経中心の話が多い現状で、あえて「平清盛」にスポットを当てるのが、新鮮でした。

    若い頃の清盛は結構いい年まで、ガキっぽく落ち着かない感じで結構イライラしたものです。(忠盛を演じる中井貴一が頑張ってた)
    が平家の棟梁になり、保元の乱の結果叔父の忠正の首を刎ねてから、風格が漂ってきた。

    で、先週の息子の婚礼の場面で、土壇場で結婚を渋る婿に、、
    「おまえの考えはようわかった。ただおまえの戯言につきおうてる暇はない。さっさと婚礼を済ませ、子でももうけよ」と言って息子・重盛を投げ飛ばす。
    で、嫁・経子には「ご無礼仕りました、かように不束な倅でございますが、末永くよろしくお願い申し上げます」と頭を下げる。
    怒るでもなく、説得するわけでもなく、淡々とコトを処理する。
    この辺の風格が、平氏の棟梁として親父の言動に似てきたね。肝が座ってる。
    (つか、ついこないだまで逆の立場だったのに・・・)
  3. 12世紀を忠実に描こうとしている(努力が見られる)平安時代末期とか、なかなか想像しがたいです。関ヶ原の合戦が400年前として、更に400年以上も昔の話。平成の人々が時代劇で想像するのが、大体は江戸時代かその前の戦国時代かと思うますが、もっともっと昔の話。江戸時代の人々だって、昔話として琵琶法師の「平家物語」を聞いていたと思う。
    そんな昔話なのにどっかの知事が「画面が汚い」とか「華がない」とかクレーム入れたそうだけど、そりゃあそうだろう。
    800年以上前の、下々の民の生活に華があったらちょっとご都合主義でしょ。
  4. 松山ケンイチと玉木宏
    この2人。平清盛と源義朝の切磋琢磨してる感じがイイですね。
    松山ケンイチの演技って今まで余り観たことなかったですが、いい俳優ですね。
    成長する清盛の姿を上手く表現してる。玉木がいい俳優なのは知ってた。

    この二人だんだんと官職に差が出てきたのが、ちょっと辛いな。
    来週は「平治の乱・前夜」とのことでもうそんな事も言ってられないですけどね。
    でも現代に生きる我々は最終的な勝者が息子の頼朝になる、ってことを知っているんだけども。清盛と頼朝の対面シーンも見逃せない!

と、まあだらだら書きましたが、ガキっぽかった清盛がいつの間にか大人に成長しだんだん『清盛のイメージ』っぽくなってきて面白くなってきましたよ!ってことです。