2013年1月15日火曜日
アームストロングがドーピングを認めたそうだが
「ランスがやってないと言っている以上、俺はその言葉を信じるよ」
「でもライバルは皆クロでさ、そんな中一人だけクリーンで勝ち続けたのかなあ」
「それでも、さ・・・」
そんな会話を何年か前にした。何年も前に。
彼は今、どう思っているのだろうか・・・?
「気持ちが落ち込んだ時にはさ、この本を読むといいよ」
そう言って、黄色い表紙の本を見せてくれた。
マイヨ・ジョーヌのためでなかったのなら、果たして何の為だったのだろうか。
サイクル・ロードレースはドーピングに厳しい。
薬物が競技の中に蔓延しすぎた暗黒の時代を過ごしてきた。
競技自体が存亡の危機にあり、厳しくするより他に道はなかった。
全米アンチドーピング機関(USADA)がランス・アームストロングに突きつけたのはツール・ド・フランス7連覇を含む1998年8月以降の記録抹消と、永久追放。
古くは10年以上も前の記録。現役時代にはドーピング検査はすべてシロ判定だった。恐らく確たる物的証拠もなく、チームメイトの証言が主な証拠だ。
他の競技ではあるが、メジャーリーグMLBでは最近、バリー・ボンズやロジャー・クレメンスが『米野球殿堂に選ばれなかった』ことで話題になった。薬物使用の疑惑が理由だ。
記録抹消でも永久追放でもなく、殿堂入りしなかったことがニュースに。
選手を中心にこういう意見も多いそうだ。
「ステロイドを使ったからといって、簡単にホームランが打てるわけではない」
ステロイドを使った選手が、皆バリー・ボンズのような美しいホームランを打てるわけではない。
ボンズしか持っていない、確たる技術がそこにある。
*・*・*
米時間の17日夜に、ドーピング告白したインタビューがTV放送される。
どんなことを話すのか。
それをどんな気持ちで聴けば良いのか?
今は、よくわからない。
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