船橋の花火大会は毎年、7月の最終週の水曜に行われます。
平日なので、遠くからの来場客はそれほど多くないと思いますが、船橋市民は多く集まり盛り上がります。会場は僕の家のすぐ近所なので、仕事の残業がなければ毎年見て楽しんでいます。
広い駐車場なども来場客のスペースとして開放されるので、わりとゆったり楽しめるのがオススメポイントです。
ことしの7月は、まあ色々ありました。
いつもならば、ツール・ド・フランスに夢中になるところですが、今年は1stステージだけ観て翌日から入院、7月1日に手術を行いました。入院も、全身麻酔も、手術もまったく初めての体験ばかりで貴重な体験をさせてもらいました。
麻酔から目が覚めたのが7月1日の21時頃でしたが、それから36時間くらいはベッドの上でほとんど何にも出来なかった。水を飲むのも大変、管が色々出ているので寝返りもできず、といった状況でした。術後翌日から食事はでましたが、「ご飯を食べる」という行為が、これほど体力を使うものだとは思いもよりませんでした。
それから徐々に回復し、1週間で退院、月末にはこうして元気に花火を眺めていました。
生きて、元気に花火を眺める。
たった、それだけのことだけれど、とても有難い貴重なものなんだと、花火を観ながら実感しました。病気して、不便を味わってみないとなかなか気が付かないものです。
夏の花火は美しい。
いつまでも、観ていたい。。けれども、さらっと終わってしまう。
そうした「一瞬の儚い輝き」を、いつまでも心に刻んでいたい。