2013年5月26日日曜日

2013年 第80回東京優駿(日本ダービー)回顧



とても良いレースだった。
1枠1番キズナの後方からの強襲、武豊5度目のダービー勝利。

ここ数年成績が出ていなかった武豊の復活。競馬場がひとつになって感動を共有した。「僕は、、、帰って来ました!」という武豊の優勝インタビューが象徴している。

近年、僕はスペシャルウィーク産駒のダービー勝利が見たくて、東京競馬場に出かける。府中まで出かけたのは2009年以来だから4年ぶり。もっとも今年は産駒は出場しない。が、代表産駒シーザリオの仔が有力馬の一角として覇を競う。

  2005年 インティライミ    2着(5馬身差)
  2009年 リーチザクラウン 2着(4馬身差)
  2013年 エピファネイア   2着(1/2馬身差)

オリンピックのように、4年毎に惜しいレースを見せてくれる。
次回は、2017年かな(笑) シーザリオの仔か、ブエナビスタの仔馬か、もちろん直系のスペシャルウィーク産駒が一番嬉しいが。


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今日のレースに戻る。

向こう正面ではエピファネイアが掛かっているようにも見えたが、内側に入れ他馬を壁にして上手く抑えていた。直線では進路が開いて抜け出してきた。
ゴール前100mあたりで観戦していたが、目の前を通過したときは、まさにエピファネイアが先頭に躍り出て「勝てる!!!」と思った瞬間だった。福永も勝ったと考えただろう。
次の瞬間、武豊騎乗のキズナが別物の脚色で差してきた。

武豊も昔ダービーに勝てないと言われた。ダンスインザダークで勝ったと思った瞬間、外からフサイチコンコルドに差されて敗けた、そんな若い頃の苦い経験を乗り越えてスペシャルウィークで初制覇した。
福永はしばらくはぐっすり寝られないだろな。

去年のワールドエースに比べたら、福永は自分から勝負に挑んでいるように見えた。
しかし、まだ何かが足りなかった。今年も勝てなかった。
何が足りないのかは、僕にはわからん。


日本ダービーを同じ騎手での親子制覇は今回の ディープインパクト - キズナ - 武豊 が史上初だそう。その初制覇はスペシャルウィークで見たかったなあ、というのが一番の感想だ。



2013年5月1日水曜日

キャベツ畑で浅間山の2万4300年前の崩壊跡を眺める

火山センセの企画で、草津温泉&浅間山に遊び(勉強会)に行ってきました。

日曜の朝から見学したのはこの写真、開けたキャベツ畑に綺麗にパノラマ風景を描く、雪化粧が綺麗な春の浅間山です。



この写真、左側が今の浅間山、真ん中が凹んでいて右側が黒斑山(くろふやま)という山です。ここはもともと一つの山だったのが、2万4300年前に突然『山体崩壊』が始まり、文字通り山が崩れ土砂が吾妻川や利根川を襲い、前橋は10mの厚さで埋めつくされました。

で、その後、噴火口が若干移動して今の浅間山が出来あがった、とのことです。

去年の夏に、浅間山に登ったとき撮影した上からの風景と比較。(横から見た感じ)
向こうの山(黒斑山)とこっちの山(浅間山)の間が、平原(賽の河原)となっているのが分かります。ここが崩壊した火山の跡です。

今の浅間は2,568mです。
もし仮に、この崩壊がなかったら浅間山は3,000m峰に育っていたのか? 気になったので質問してみました。火山センセイの回答はこちら。
『火山は通常1万年で1,500m高くなります。それで終わり。で、大体最後に崩れます(火山を姉歯物件に例える)。だから、2,000mとか3,000mとか高くはなれない。じゃなんで富士山が3,000m超えているのかと言うと、五合目までの土台の上に、火山を形成しているからです(もう少し特殊な事情もあるそう)。ここ浅間山も、1,000mの高原の上に1,500mの火山を形成しています。』
わかり易いです。

浅間山から草津白根山まで雄大なパノラマを望めるキャベツ畑は、いくら眺めても飽きない素晴らしい眺望でした。関東でこれだけの風景が観られるのは貴重です。

次は涼しい夏に訪れて、サイクリングしたいな。