1枠1番キズナの後方からの強襲、武豊5度目のダービー勝利。
ここ数年成績が出ていなかった武豊の復活。競馬場がひとつになって感動を共有した。「僕は、、、帰って来ました!」という武豊の優勝インタビューが象徴している。
近年、僕はスペシャルウィーク産駒のダービー勝利が見たくて、東京競馬場に出かける。府中まで出かけたのは2009年以来だから4年ぶり。もっとも今年は産駒は出場しない。が、代表産駒シーザリオの仔が有力馬の一角として覇を競う。
2005年 インティライミ 2着(5馬身差)
2009年 リーチザクラウン 2着(4馬身差)
2013年 エピファネイア 2着(1/2馬身差)
オリンピックのように、4年毎に惜しいレースを見せてくれる。
次回は、2017年かな(笑) シーザリオの仔か、ブエナビスタの仔馬か、もちろん直系のスペシャルウィーク産駒が一番嬉しいが。
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今日のレースに戻る。
向こう正面ではエピファネイアが掛かっているようにも見えたが、内側に入れ他馬を壁にして上手く抑えていた。直線では進路が開いて抜け出してきた。
ゴール前100mあたりで観戦していたが、目の前を通過したときは、まさにエピファネイアが先頭に躍り出て「勝てる!!!」と思った瞬間だった。福永も勝ったと考えただろう。
次の瞬間、武豊騎乗のキズナが別物の脚色で差してきた。
武豊も昔ダービーに勝てないと言われた。ダンスインザダークで勝ったと思った瞬間、外からフサイチコンコルドに差されて敗けた、そんな若い頃の苦い経験を乗り越えてスペシャルウィークで初制覇した。
福永はしばらくはぐっすり寝られないだろな。
去年のワールドエースに比べたら、福永は自分から勝負に挑んでいるように見えた。
しかし、まだ何かが足りなかった。今年も勝てなかった。
何が足りないのかは、僕にはわからん。
日本ダービーを同じ騎手での親子制覇は今回の ディープインパクト - キズナ - 武豊 が史上初だそう。その初制覇はスペシャルウィークで見たかったなあ、というのが一番の感想だ。