2013年5月1日水曜日

キャベツ畑で浅間山の2万4300年前の崩壊跡を眺める

火山センセの企画で、草津温泉&浅間山に遊び(勉強会)に行ってきました。

日曜の朝から見学したのはこの写真、開けたキャベツ畑に綺麗にパノラマ風景を描く、雪化粧が綺麗な春の浅間山です。



この写真、左側が今の浅間山、真ん中が凹んでいて右側が黒斑山(くろふやま)という山です。ここはもともと一つの山だったのが、2万4300年前に突然『山体崩壊』が始まり、文字通り山が崩れ土砂が吾妻川や利根川を襲い、前橋は10mの厚さで埋めつくされました。

で、その後、噴火口が若干移動して今の浅間山が出来あがった、とのことです。

去年の夏に、浅間山に登ったとき撮影した上からの風景と比較。(横から見た感じ)
向こうの山(黒斑山)とこっちの山(浅間山)の間が、平原(賽の河原)となっているのが分かります。ここが崩壊した火山の跡です。

今の浅間は2,568mです。
もし仮に、この崩壊がなかったら浅間山は3,000m峰に育っていたのか? 気になったので質問してみました。火山センセイの回答はこちら。
『火山は通常1万年で1,500m高くなります。それで終わり。で、大体最後に崩れます(火山を姉歯物件に例える)。だから、2,000mとか3,000mとか高くはなれない。じゃなんで富士山が3,000m超えているのかと言うと、五合目までの土台の上に、火山を形成しているからです(もう少し特殊な事情もあるそう)。ここ浅間山も、1,000mの高原の上に1,500mの火山を形成しています。』
わかり易いです。

浅間山から草津白根山まで雄大なパノラマを望めるキャベツ畑は、いくら眺めても飽きない素晴らしい眺望でした。関東でこれだけの風景が観られるのは貴重です。

次は涼しい夏に訪れて、サイクリングしたいな。


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