ツール・ド・フランスが開幕です。
100回目で初のコルシカ島からのスタートです。
今年は、記念大会のためか実況解説が現地に乗り込んでいて、Jsports もかなり本気だしている様子が伺えます。
レースの残り155kmくらいで、解説の栗村さんが突然自分の現役時代を独白していて、ちょっと印象に残りました。欧州を訪れたのは、現役選手だった2001か2002年以来のことで、ヨーロッパの空気を吸うだけで当時の記憶が蘇って来たそうです。
『自分はヨーロッパのジュニアの選手と一緒に、ローカルのカテゴリーからプロを目指してプロにはなったものの、ツールに出場する選手は雲の上の憧れの存在で、ツールに出場する遙か手前で挫折してしまった。
そんな中に、日本人の新城選手が何度もツール出場していて、ステージ勝利も狙える位置に居ることが、現地で見ることで改めて凄いことだと感じて、気軽に話しかけることもおこがましいし、またその能力に対して嫉妬している自分もいる・・・』
そんな感じのコメントだったけど、ここまで素直に現役の頃を語るのもちょっと珍しいので、Blogに書き残しておきます。
今年はちょっと早い6月開幕だけれど、暑い夏が始まりました!
【レース後追記】*****
グリーンエッジのバスがゴールゲートに引っかかってゴールを塞いだ!
ゴール前から実況していた栗村さんは「テロが起きたのかと思った」というくらいすごい音がしたそうです。初日のステージを勝てば、無条件でマイヨ・ジョーヌです、スプリンターを抱えるチームはやる気満々でスピードも上がる上がる。
バス事件が発生したのが、集団が残り15kmの地点。つまり、50~60km/hで集団が進んでいるため15分程度で、ゴールに到着、それまでに何とかしなけりゃならない!
残り10km切っても、バスは動かない!その直後ゴールを3km手前に変更するアナウンス、写真判定の準備できんのか??
3km手前のゴールを目指して、スプリントが始まったが、そこで集団の前方で大落車が発生!集団が分断しサガンやコンタドールやカカヴェンディッシュなど有力選手が巻き込まれる!
そしたら、バスが動いた!バスが動いたからゴールを元に戻す、なんじゃそりゃ~!!
こんな大混乱のツールは初めて見たよ。
バス事件は予期できないとしても、落車が多いのはねえ、マイヨ・ジョーヌを着たいからヒートアップしちゃうんでしょうか。
なんとか、ゴールはちゃんとできて良かったと思いましたが、やっぱ初日はプロローグにした方が良いんじゃないかなあ、と思ったりする今年のグランデパールでした。