2011年11月7日月曜日

風呂とローマ人と私達

古代ローマ人と現代日本人を風呂の視点から結びつける・・・
テルマエ・ロマエ【ローマの風呂】

テルマエ・ロマエ [一巻]


なかなか斬新な視点のこちらの漫画。

時は2世紀。
ハドリアヌス皇帝の治世。。。
「人類史上最も幸福だった時代」と形容した人もいるという、、
 “五賢帝” の時代

風呂専門の建築技師・ルシウスがなぜか、現代日本にタイムスリップ(※風呂限定で)、そこでの斬新な文化・文明に刺激を受けて、古代ローマに持ち帰り反映させるという、そんなおはなし。


風呂上りのフルーツ牛乳とか、温泉卵とか、南国のバナナとか、そんな今の世の中では普通に楽しんでいるそんな食べ物を古代ローマ人の口に入れたら、驚愕!賛辞!!絶賛の嵐!!

何というか、随分機能的な形状の果実だな・・・ 
しかも皮を剥いた途端に放出される実に甘いこの香り・・・ 
しかも手も口も汚さずにそのまま食べられる・・・ 
この国では果実の形状まで進化しているのか!? 
む・・・これはっ!? 
まろやかな口当たり・・・

しかも、酸っぱくないっ!! 

ふわふわとして全く果汁の出ないこの食感・・・

優しい風味・・・ 

食べれば食べるほど滋養が染み込んでいくようなコクのある味わい・・・ 
『この世のものとも思えぬ味覚・・・』

これ、バナナの感想ですよ。
味王様もビックリの熱い熱い、そして的確な表現!!
そして、そんな古代ローマ人の思考を通過することで、再確認できる現代日本の素晴らしいところの数々。


読めば読むほど皆、風呂に行きたくなる。
そんな漫画です。
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