今更感が強いですが『八日目の蝉』を観ました。
とある夫婦の生後間もない赤ちゃんを、旦那の浮気相手が誘拐して子供が物心つくまで母子として、愛情を注ぐお話。本妻が子供産んだのに対し、浮気相手には堕胎を選択させたりドロドロな人間模様も物語に拍車をかけます。
『子供のために自分の人生全てを捧げる母親』を、永作博美が見事に演じていました。
そしてその子は「自分が産んだ子」ではなく、浮気相手の本妻の子供。
他者に自分のエネルギーの全てを注ぐ女性を見て、自己犠牲に対して想いを募らせました。
また、自分の子供に対して同じように愛情という形ですべてを注いでいる父母は、現実でも大勢いるのだろうなと実感した。
ここ1年ほどで、周りに子持ちの人が随分増えてきている。
出産したり、幼稚園に入学したり、小学校に入学したりとで、立派にお父さん・お母さんの役割をこなしている。
翻って、自分はどうだろうか?
誰の為にも生きていない、自分のことだけではないだろうか。
自分にも子供がいたら、自己犠牲の精神で子供を第一に考えられるか?
ちょっとわからない。
そろそろ僕もいい年齢です。
一部であっても自分以外の誰かの為に生きることを考える時期ではないだろうか。
何時までも自分のことだけでは、利己的に過ぎる。
映画を観ながら、そんなことを考えた日曜の夜でした。
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