沢登りに行ってきました。
丹沢の小川谷廊下という、大変人気の沢場です。
天気は若干崩れましたが、美しい渓谷が広がっていました。
(沢は水ばっかりなので、iPhoneは取り出す余裕なく写真はないですw)
ヘルメットは必須。ハーネスつけて、場所によってはスリングやロープで助けてもらいつつ、なんとか楽しく登ってきました。
幾つかある滝に対して、正面から登る、あるいは巻き道からエスケープする。
そんな感じで険しい道程を進んで行きます。一番厳しい場所は、巻き道もないフリークライミング(アルパインクライミング?)の世界になります。ロープが必要です。
数年前に、ボルダリングを熱心にやっていたのですが、最近はサイクリングがメインになり、すっかりジムにも行かなくなっていました。そんな場合、登攀能力はあっという間に失われます。なので、今回はほどんど素人のような状態で行ってしまいました。
滝を登るところもそうだし、巻き道を通るところも、ボルダリングの技術がとても必要とされる、そんな岩がゴツゴツしていました。で、ある程度安全マージンはとっていても、脚が滑ったら結構な高さから落ちて怪我する(もしくは生命に関わる)な、という箇所はいくつかありました。
クライミング能力が生死を左右する事がある。
そういう場が世の中にはあるなと自覚した。
そんな場面に遭遇することは、人生でそう何度も有ることではないかもしれない。
例えば、地震・大雨の影響で土砂崩れなどに巻き込まれ、通常の道路が壊れ獣道を進まなければいけない。そんな状況を想像してみます。
食料・水あるいは医療を求めて、進む必要がある。しかし道は決壊し、瓦礫の山、土砂の道を進むしかない。そんな時にクライミング能力は実に実用的に役にたちます。
そんな場面でクライミング能力があれば助かり、なければ命がなくなる。
普通の山道を歩く程度の登山では、よほどの難所でない限り、そこまで能力が必要とされることはないけれども、ひとたび必要とされるときはおおよそ命に関わる。
まさに火事場の能力なのではないかと思う。
サバイバル(生き残るために)能力のため、クライミング技術を身につける。
そんなのもモチベーションのひとつになるかもしれない。
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