1−0
サッカー日本代表が、W杯優勝経験あるフランス代表に勝った。
早朝だったので試合は観ていない。
いやいや、日本代表も随分と強くなったものだ。
0−2 (前半終了時)
今、ブラジル戦を観ている。
まだまだ世界の壁は厚い。
ブラジルの選手は体格からして、才能の塊のように見える。
他のスポーツをやっても一流選手になりそうな選手ばかり。
逆に日本の選手は細く、小さい選手が多い。
才能で戦うというより、身につけた技術とスタミナで勝負している。
サッカー以外で活躍できたか?というと微妙。
***
この前、電車でこんな会話をしたのを思い出す。
サイクルロードレースの話題になり、ツール・ド・フランスを熱く語る、僕だけが。
聞き役の女の子が質問する「なんで、日本人は勝てないの?」
それに対して僕が答える。
「これでも、最近は随分と強くなったんだよ。ちょっと前までは日本人が完走することすら想像できなかったんだから」と、一応は擁護しつつ、、、「才能かな」と答える。
「日本ではスポーツの才能ある子供が、まずは野球とサッカーに流れる。次に、バスケやバレー、陸上など人気あるスポーツに行く。マイナー競技の「スポーツとしての自転車」を志す子供の裾野はかなり狭いんだよね。」
「それに対して、イタリアやフランスなど欧州ではサイクルロードレースの人気が随分と高く、最初から自転車を始める子供が多く、その中で才能ある選手が上に進んでいくので高い才能ある選手がどんどん出てくる。」
「日本で『自転車競技』というと、まずは競輪を思い浮かべる人が多いし、まだまだ人気がそれ程高くないことが大きく影響している。野球部に進む子が、ある程度自転車に流れてくれば、状況は変わるかもしれないね。」
この答えは大きくはズレていないと思う。
でも、フランスに勝ち、ブラジルに苦戦している日本代表のトップ選手は決して才能の塊ではないと思う。そこまで勝ち上がれなかった選手には才能の塊は大勢いただろうが。
日本で改善すべきなのは、才能の無駄遣いではないか?
有効活用、と言ってもいい。
僕が中学に通っていたのは随分前なので、いまは多少変わっているのかもしれないが、ひとりの生徒が所属できる部活は一つだけ。野球部員は野球だけ、サッカー部はサッカー、柔道部は柔道一筋。
僕の地元はサッカー王国と呼ばれている街で、サッカー部員がとっても多かった。
レギュラーは11人。補欠はその倍以上いた。その補欠選手の中に、体育の成績が抜群にいい子も大勢いた。その中のひとりが、体育の授業で柔道部員を柔道の試合で投げ飛ばしているのを見たとき勿体無いなあと思ったものだ。(ちなみに、投げられた柔道部員は市内大会で優勝していた強者だった)
才能ある子供を、補欠で終わらせるのでなく、いろんな競技を試す。
季節ごとに違う部活に参加するなど、もっと気軽に複数のスポーツを行い自分に向いている競技を探せる環境を創りだす。そんな部活動の仕組みは出来ないものだろうか。
そうやって、自分に向いているスポーツに出会うチャンスを増やすことが、数多あるマイナー競技の裾野を増やすチャンスにも繋がるのではないのかな。
***
今、ブラジルが4点目をいれた。
ブラジルは強い。日本がブラジル型のサッカーを目指すのは厳しいだろう。
ある程度、日本の才能が集まっているはずのサッカーという競技であっても。
ブラジルとは違った角度から、強さを追求していくしかないですね。
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