週末土曜に、将棋:電王戦 第5局が行われました。
三浦八段(先手) V.S. GPS将棋(後手)
ニコニコ生放送では朝9時半頃から始まり、お昼休みを挟んで19時過ぎの対局後インタビュー〜記者会見まで丸々一日放送していました。
今回はプロ棋士 V.S. コンピュータ の大将戦で、そこまでに至る人間ドラマあり、大注目の対局でしたが、正直午後から(あるいは夕方から)見始めればいいかなーと考えていたのだけれど、9時半にちょっと観たらPVが格闘技のような盛り上げ方をしていて、離れられなくなりました。
将棋の対局は長丁場で動きも少ないので、視聴者を飽きさせないようにするのは結構大変。
大盤解説は屋敷伸之九段、矢内理絵子女流四段を中心に様々なゲストを交えて楽しい会話が続いてましたが、これは何かに似ているなーと思ったら、そうだサイクルロードレースだと思い至りました。
共通点をピックアップしてみよう。
【共通点】
・長時間の放送で、大抵は解説者が雑談してる
・基本的に展開に動きが少ない
・ひとたび動き出したらかなり激しい
などなど。
違った点は、サイクルロードレースは放送中は選手を映し続けているが、将棋は(動きも殆ど無い)対局室ではなく、殆どをニコファーレの会場を映していることでしょうか。
プロの将棋対局は一般人にはわかりにくいところが多く、解説が入ることは大変有難い。
おかげさまで、長時間飽きることなく楽しめました。
ただちょっと残念だったのは、大物ゲストとの対談が始まると、そっちがメインになってしまい盤面が大きく動いてもなかなか解説に戻れなかったことかな。初心者向きとはいえ、メインは将棋の対局なので、そのへんはニコニコ対局の今後の課題でしょうか。
***
対局の結果は、報道されている通り三浦八段の完敗でした。
プロ棋士の方々がどういう気持ちでこの大一番の対局に臨まれたのかはわかりませんけど、将棋ファンはおおむね「A級の三浦八段なら負けないだろう、2勝2敗1引き分けで一件落着」てな感じで楽観的に考えていたようで、ショックが大きい模様です。
屋敷九段はワリと冷静に「見た目ほど差がある対局ではなく僅差であり、また一度の敗北が全ての結果につながるわけでもない」的な感想を投了後の感想で述べていた。
そして、コンピュータ側の代表も面白い感想を述べていた。
こんな感じ。
電王戦のインタビューで、マスコミの「コンピュータはプロに勝ったといえるか?」の問いに、GPS将棋開発者の方の「一度勝っただけでは、正しく結論づけることはできない」という、理科系の正しい回答に感動した。この考え方こそ、本当に畏怖すべきことなのだ。
— saikifumiyoshiさん (@saikifumiyoshi) 2013年4月20日
僕の感想としては・・・
いつかは辿る道であり、それが今だった、ということかと。
電王戦をきっかけに、久しぶりに将棋指したくなって、iPad にアプリ入れました。
「矢倉」を組む定跡を勉強中です。(笑)
いつかは辿る道であり、それが今だった、ということかと。
電王戦をきっかけに、久しぶりに将棋指したくなって、iPad にアプリ入れました。
「矢倉」を組む定跡を勉強中です。(笑)
来年、第3回があるなら、どんな対局が組まれるか楽しみです。
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