2012年12月7日金曜日

シングルモルトにロックは邪道ですか?

寒くなってきました。
最近、よく家でウィスキー飲んでます。

僕はお酒がそんなに強くないので、量はさほど必要としません。
少ない量で愉しめる『ちょっとリッチなお酒』を探していました。

そこで出会ったのがコレ。


ボウモア12年

シングルモルト・スコッチウィスキーです。

初めてなので、ハーフサイズ(350ml)にしました。

ハーフ瓶でも1,980円と結構なお値段です。
ビックカメラ特価







大きな氷をグラスに用意し、上からトクトクトクとウィスキーを注ぐ。
無色透明の氷と、琥珀色のウィスキーが絡み合い、少しづつ溶け合い、混ざり合う様子をぼーっと眺めるのが大好きです。

なのですが、ここで問題になるのはシングルモルトの”嗜み”の部分。
通の人に言わせると、氷は入れてはいけないのだそうだ。
スコットランド人も顔をしかめるそうだ。僕は英国人の目の前で紅茶を飲むときに、”シュガー・プリーズ”と言って困惑された経験があるがそんな感じだろうか?

村上春樹はこう説明している。
(もしも僕らのことばがウィスキーであったなら)
シングル・モルトの世界には、ワインと同じように、パーソナリティというものが厳然と存在する(中略)。だからスコッチには氷を入れてもいいけれど、シングル・モルトには氷を入れてはいけない。赤ワインを冷やさないのと同じ理屈で、そんなことをしたら大事なアロマが消えてしまうからだ。
つまり、シングル・モルトにはそれぞれに独特の癖があり、そのアロマを楽しむためには冷やさないで、ストレート若しくは常温の水で割りアロマを楽しんで飲む、と。
言わんとすることはワカル。

そういう意味では、僕はシングル・モルト(ボウモア)の一番の魅力を全然理解出来ていない(あるいは気に入っていない)のかもしれない。
しかし、僕は氷を入れてクセが柔らかくなったボウモアがとても好きなのです。それはあたかも、炭酸が3分の1くらいまで抜けたコーラが好きなのと、同じような理屈かもしれない。氷を入れてクセが抜けると、清酒のように滑らかに喉を通って、いくらでも飲めてしまう感じになる。そんな感覚は今まで飲んだ他のウィスキーではありませんでした。

村上春樹はボウモアに関して、同じ本の中でこうも言っている。
実際に飲んでみると、ボウモアのウィスキーにはやはり人の手のぬくもりが感じられる。「俺が俺が」という、直接的な差し出がましさはそこにない。(中略)暖炉の火の前で、古く懐かしい手紙を読んでいるときのような静かな優しさ、懐かしさが潜んでいる。
そういう感じは、氷を入れて飲んでも確かに感じることはできる。
騒々しい賑やかなバーではなく、家で静かに飲みたくなるウィスキーだ。

最高に楽しめる方法をみすみす捨てている、という意味では確かに邪道かもしれない。
でも、いいじゃないですか。そのクセが抜けた味が大好きなんですから、それはもう好みの問題でしょう。
だから「わかってないなあ〜」みたいな顔で憐れむのは避けて頂けると嬉しい。


でも、スコットランドに行って飲む機会があったら、多分頑張って水割りで飲むと思うけど。



2012年11月26日月曜日

7インチタブレット戦線異状なし

さて。この秋に突然勃発した小型タブレット戦争。
つまり、、、
    iPad mini V.S. Nexus 7 
         iOS  V.S.  Android    
         Apple  V.S.  Google  


どっちが欲しいのかと聞かれたら、、、どっちも欲しいです。
(これにAmazonのKindle Fire も追加できるという見方もありますが、ちょっと機能的に劣るそうなのであれはパスします)

コトの発端は9月末、Nexus7:19,800円で発売!
のニュースでした。2万円以下とゆうのがインパクト大です。

このときの気持ちは、ああちょうど電子書籍(特にPDF)読むタブレットが欲しかったので、安くってこれはいいな!とかなり買う気満々でした、Nexus7。

が、、、発売直後に売り切れ、というのはいいんです、人気の機種だから。
なぜか16GBは終了⇒『32GB版を同価格で出します』的な噂が立ち上がりますた。発売後間もなく。そうしたら、ちょっと待とうかって気持ちになるよね。

そうこうしている間に、発表です、iPad mini
それと同日に、黒船(Kindle)来襲!それは結構突然で、朝のiPad miniのニュースが霞む程のインパクトがありました。
また、Kindleストアで日本語書籍の取り扱いが始まったことで、ますますタブレットが必要になり、一刻も早くタブレット入手したい。そんな気持ちが湧き上がります。

その頃、Nexus7は噂通り、16GBの店頭販売が終了しつつあり、ナカナカ手に入れにくい状況がやって来ました。で iPad mini 発表から3日後くらいに、量販店での32GB販売の写真がネットで出回りました。
「16GB:量販店での販売終了、32GB:24,800円」
お値段据え置きじゃないです。。値上げっぽいイメージなりました。


販売終了前の10月末!私は2万円を握りしめて、錦糸町、有楽町、池袋と量販店を彷徨い歩きました。Nexus7(16GB)の在庫があったら間違い無く買っていたでしょうが、残念、どこも在庫切れでした。

そんなこんなで買いそびれているうちに、iPad mini も発売になりました。
2つの端末のポイントを纏めましょう。


■ Nexus7 
 ・初めてのAndroid (ちょっと楽しみだ!前から使ってみたかった)
 ・(量販店では)32GB 24,800円~
 ・デザインがあまり気に入っていない


■ iPad mini 
 ・使い慣れたiOS (今回はデメリットか。新鮮味に欠ける)
 ・アプリを既にいっぱい持っている。
 ・16GB 28,800円 おもったよりは安かった。
 ・いつも通りの美しいデザイン


で、店頭に並んでいるのを触ってみると、やっぱりiPadの方が値段が高いこともあり、デザインも洗練されていて使っていて楽しい。
ジワジワといつの間にかNexus7への情熱がなくなっている・・・

そして、決め手は”Paper”というお絵かきアプリ。
そういえば、iPad勝ったら絵を描きたいとずっと思っていたんだった。


2万円を握りしめて池袋を歩いたあの10月末から2週間、、、iPad mini 注文しました!
2週間待ちです。

2週間後に気分が変わっていないことを祈るのみです。


*****


そして、本日!iPad mini は我が家にやって来ます。
刻印入りでピッタリ2週間待ちましたよ!

ヤマトのお兄さんを待機中でございます。


2012年10月16日火曜日

才能が集まったら、勝てるのか?

1−0
サッカー日本代表が、W杯優勝経験あるフランス代表に勝った。
早朝だったので試合は観ていない。
いやいや、日本代表も随分と強くなったものだ。

0−2 (前半終了時)
今、ブラジル戦を観ている。
まだまだ世界の壁は厚い。

ブラジルの選手は体格からして、才能の塊のように見える。
他のスポーツをやっても一流選手になりそうな選手ばかり。
逆に日本の選手は細く、小さい選手が多い。
才能で戦うというより、身につけた技術とスタミナで勝負している。
サッカー以外で活躍できたか?というと微妙。

***

この前、電車でこんな会話をしたのを思い出す。
サイクルロードレースの話題になり、ツール・ド・フランスを熱く語る、僕だけが。
聞き役の女の子が質問する「なんで、日本人は勝てないの?」

それに対して僕が答える。
「これでも、最近は随分と強くなったんだよ。ちょっと前までは日本人が完走することすら想像できなかったんだから」と、一応は擁護しつつ、、、「才能かな」と答える。

「日本ではスポーツの才能ある子供が、まずは野球とサッカーに流れる。次に、バスケやバレー、陸上など人気あるスポーツに行く。マイナー競技の「スポーツとしての自転車」を志す子供の裾野はかなり狭いんだよね。」

「それに対して、イタリアやフランスなど欧州ではサイクルロードレースの人気が随分と高く、最初から自転車を始める子供が多く、その中で才能ある選手が上に進んでいくので高い才能ある選手がどんどん出てくる。」

「日本で『自転車競技』というと、まずは競輪を思い浮かべる人が多いし、まだまだ人気がそれ程高くないことが大きく影響している。野球部に進む子が、ある程度自転車に流れてくれば、状況は変わるかもしれないね。」


この答えは大きくはズレていないと思う。
でも、フランスに勝ち、ブラジルに苦戦している日本代表のトップ選手は決して才能の塊ではないと思う。そこまで勝ち上がれなかった選手には才能の塊は大勢いただろうが。

日本で改善すべきなのは、才能の無駄遣いではないか?
有効活用、と言ってもいい。

僕が中学に通っていたのは随分前なので、いまは多少変わっているのかもしれないが、ひとりの生徒が所属できる部活は一つだけ。野球部員は野球だけ、サッカー部はサッカー、柔道部は柔道一筋。
僕の地元はサッカー王国と呼ばれている街で、サッカー部員がとっても多かった。
レギュラーは11人。補欠はその倍以上いた。その補欠選手の中に、体育の成績が抜群にいい子も大勢いた。その中のひとりが、体育の授業で柔道部員を柔道の試合で投げ飛ばしているのを見たとき勿体無いなあと思ったものだ。(ちなみに、投げられた柔道部員は市内大会で優勝していた強者だった)

才能ある子供を、補欠で終わらせるのでなく、いろんな競技を試す。
季節ごとに違う部活に参加するなど、もっと気軽に複数のスポーツを行い自分に向いている競技を探せる環境を創りだす。そんな部活動の仕組みは出来ないものだろうか。
そうやって、自分に向いているスポーツに出会うチャンスを増やすことが、数多あるマイナー競技の裾野を増やすチャンスにも繋がるのではないのかな。


***

今、ブラジルが4点目をいれた。
ブラジルは強い。日本がブラジル型のサッカーを目指すのは厳しいだろう。
ある程度、日本の才能が集まっているはずのサッカーという競技であっても。
ブラジルとは違った角度から、強さを追求していくしかないですね。


2012年9月24日月曜日

『まあまあ』の超一流選手 V.S. 『好調』の一流選手

Goodコンディションの一流選手は、Badコンディションの超一流選手に勝る。

勝敗を分けるのは、もともと持ってる実力もさることながら、その時のコンディションがモノをいう。
こんな事は、改めて言うような話でもないでしょうが、今年のスポーツシーンでわりと良く見かけました。対する相手も一流選手ですから、当然と言えば当然です。

■"最速" ウサイン・ボルト
世界最速のボルトはジャマイカ国内予選で負けた。勝ったのは、ブレイク。オリンピック銀メダルの選手なので、意外といっては失礼ですけどね。
宇宙人レベル・次元が違うと思われていたスーパースターであっても、コンディションの波をピークに持って来ないと負けることもある。

■"アルカンシェル" フィリップ・ジルベール
昨日、ロードレース世界選手権を制して『アルカンシェル・ジャージ』を手に入れたジルベール。
春は全く調子が出ず。去年3連覇を達成したアルデンヌクラシックも勝てず。
8月頃から調子を上げ、ブエルタでも区間勝利2勝。
そしてお見事、世界選手権制覇。

■さて、サガンはどうだろう
今年のサガンもツール他のレースで勝ちまくったが、グッド・コンディションの時期だったから、勝てた。5月のカリフォルニア5勝から7月まで、特にピークの時期が長かった。
ツール以降は調子は下がっているということで、来月のジャパンカップでも、サガン来日=勝利確定 とはいかないかと。
来日してくれるだけで、モチロン楽しみです!


あ、例外もありました。。。

■三冠馬オルフェーヴル
昨年、三冠含めG1・4勝。負ける気がしなかった。
が、今年初戦・阪神大賞典での意味不明の逸走、そして天皇賞の惨敗。
そこから、調教師の言葉で『7割の出来』と散々吹かれていた宝塚記念での見事な勝利。
相手がニ流だったのか?いやいや、ダービー馬に天皇賞馬、昨年の覇者まで揃っていましたよ。体調イマイチでも一流馬に勝ってしまった、なんでかな。

まあ・・・馬のやることですから、だから競馬が成り立つ。

2012年9月2日日曜日

クライミング技術とサバイバル能力

沢登りに行ってきました。

丹沢の小川谷廊下という、大変人気の沢場です。
天気は若干崩れましたが、美しい渓谷が広がっていました。
(沢は水ばっかりなので、iPhoneは取り出す余裕なく写真はないですw)

ヘルメットは必須。ハーネスつけて、場所によってはスリングやロープで助けてもらいつつ、なんとか楽しく登ってきました。

幾つかある滝に対して、正面から登る、あるいは巻き道からエスケープする。
そんな感じで険しい道程を進んで行きます。一番厳しい場所は、巻き道もないフリークライミング(アルパインクライミング?)の世界になります。ロープが必要です。

数年前に、ボルダリングを熱心にやっていたのですが、最近はサイクリングがメインになり、すっかりジムにも行かなくなっていました。そんな場合、登攀能力はあっという間に失われます。なので、今回はほどんど素人のような状態で行ってしまいました。

滝を登るところもそうだし、巻き道を通るところも、ボルダリングの技術がとても必要とされる、そんな岩がゴツゴツしていました。で、ある程度安全マージンはとっていても、脚が滑ったら結構な高さから落ちて怪我する(もしくは生命に関わる)な、という箇所はいくつかありました。

クライミング能力が生死を左右する事がある。
そういう場が世の中にはあるなと自覚した。

そんな場面に遭遇することは、人生でそう何度も有ることではないかもしれない。
例えば、地震・大雨の影響で土砂崩れなどに巻き込まれ、通常の道路が壊れ獣道を進まなければいけない。そんな状況を想像してみます。
食料・水あるいは医療を求めて、進む必要がある。しかし道は決壊し、瓦礫の山、土砂の道を進むしかない。そんな時にクライミング能力は実に実用的に役にたちます。

そんな場面でクライミング能力があれば助かり、なければ命がなくなる。
普通の山道を歩く程度の登山では、よほどの難所でない限り、そこまで能力が必要とされることはないけれども、ひとたび必要とされるときはおおよそ命に関わる。
まさに火事場の能力なのではないかと思う。

サバイバル(生き残るために)能力のため、クライミング技術を身につける。
そんなのもモチベーションのひとつになるかもしれない。


2012年8月5日日曜日

NHKが本気だしてる:ロンドンオリンピック2012


ロンドン五輪が盛り上がっていますが、今大会で特に興味を持っていたのは、、、

『自転車 :男子ロードレース&個人タイムトライアル』
『陸上  :男子100m』

男子100mは全世界大注目で、日本でもトップレベルの人気があるので特に問題ないです。

が、男子ロードレースは、日本ではまだまだマイナー競技なため、TV中継は期待できません。
いつも通り、海外のWeb中継を探そうかと考えていたところ、日本の公共放送NHKのWeb中継が素晴らしい働きをしているので、ちょっと備忘録の意味も込めて記録しておきます。


 同時8チャンネルのWeb中継 随分気前がいいです。
(民放は 2チャンネル やっています)

解説などはなく、ただライブ中継を流すだけなのですが、男子ロードレースはスタートからゴールまで6時間、タイムトライアルも全選手のスタートから表彰式まですべて放送されました。
地上波でもBSでも、コレほど長い時間を放送するのは、高校野球か箱根駅伝位なものです。
流石Web!インターネットバンザイな瞬間です。

いつもの地上波オリンピック中継は、前半に柔道と水泳が中心に放送、後半が花形競技の陸上が盛り上がり、あとは日本人のメダルが期待できる競技が中心に放送されます。
いつも大体同じパターンですね。

Webで見ると、日本では全然知られていない競技って結構あるんですね。
今回面白く観られたのは、馬場馬術のクロスカントリー、カヌーのカナディアンやカヤック、自転車トラックのスプリントなどなど。
解説はなくとも、観ているだけでもルールがわかる、楽しめる競技はWebで強い。

ツイッターや、2ちゃんねるの実況版に行けば、詳しい人がいくらでも親切に教えてくれる、ということもあります。一種のクラウドソーシングです。マイナー競技にとっては世間にアピールする絶好のチャンスですからね。

みんなが好きな競技を、Liveで自由に観る。実況・解説は視聴者が相互に助け合う。
こういう形が、21世紀型オリンピック放送の中心になる気がしますね。


2012年7月19日木曜日

『破局噴火』で日本崩壊:死都日本の書評

日本列島では数千年に1回,全地球では数百年に1回の頻度で,文明を滅ぼすようなカルデラ破局噴火が起こる.そのリスクは1年あたりの死者数でみるとけっして小さくない.しかし,ごくまれにしか起こらない災害であるため,社会としての対応がむずかしい.

現代都市への破局噴火リスクの評価 早川由紀夫


『カルデラ型破局噴火』って聞いたことありますか?
僕も最近知りましたが、日本列島では数千年から1万年に一度、地域の文明を丸ごと消滅させ、草木一本残さない文字通り”破局”させる噴火が起きているそうです。

この小説『死都日本』は火山多発地帯の南九州を舞台とし、30万年前の加久藤火山が21世紀に再び日本を襲い、いくつもの街を町ごと消滅させ、南九州全域をほぼ壊滅させ、24時間で数百万人の死者を出す超弩級の火山災害を現実の地名を使ってリアルに描いています。

章のタイトルが、『水蒸気爆発』『恐怖の大王』『黄泉』『彷徨』などなど、素敵な文言が並んでいてオドロオドロシイ雰囲気が漂っています。
この『破局噴火』が一度発生したら、現代の科学技術では防ぐ手立ては何もない。
発生する前に逃げるしかない。山が崩壊し、高温の火砕流となり街を襲う。そんな災害。

この小説は2003年の作品ですが、注目すべきポイントがあります。
『踊狂現象』『大衆乱舞現象』文字どおり日本全国で踊り狂う現象で、何百万人も伊勢神宮に参拝に行く、そんな不思議な現象が歴史上で何度か発生している。
そして、その踊狂現象の後には奇妙な程に地学的ビッグイベントが発生している。
(東海地震、南海地震、富士山噴火など・・・)

小説の冒頭で、戦後から長く続いた与党が民意の逆襲を受け大敗。
政権交代が実現しました。
政治腐敗に我慢ならなくなった有権者が”踊り狂い”地滑り的勝利での、政権交代。
そして、その直後の破局噴火・・・

 政権交代⇒大震災 現在の日本、東日本大震災を思い出さずにいられない
(阪神大震災も政権変わった後でしたね・・・)

小説の中では、ある程度前から火山破局噴火の”予兆”を読み取り、対策をたてることにある程度成功しています。その事前準備、また噴火発生後の首相を初めとした政府のリーダーシップは現実世界とは対照的であり、見所でもあります。

サバイバルにおいて、情報収集の大切さ、知識を知恵に変えることで生き残ることなどなど、勉強になります。日本に生きる限り、自然災害はいくらでも起きるでしょう。

『あり得ない』と思っていた災害も、やってきたらあっという間に現実になる。
そんな疑似体験ができる、貴重な読書体験です。


2012年7月4日水曜日

早くも伝説wをつくった ”ダンシング” サガン

このゴールシーンは伝説になる。


2007年カンチェラーラのマイヨジョーヌアタックや、同年マキュアンの『意味がわからない!』ゴール。
そして今年、ツール・ド・フランス2012:第3ステージのサガン・・・


カンチェラーラを始めとした一流選手が苦しんで坂を登ってくる前方でサガンがひとり”踊ってる”(というよりも、『走って』いるのか)
向こう10年語られる伝説になるね。

ペーター・サガン22歳・・・恐ろしい子。。!!!
平成生まれですよ。

こういうたった1枚の写真で雄弁に語ってくれる写真って好きです。
連続写真はこちらから見られます。



が、、、ぼくは、落車した。(=寝落ち)
このゴールを生で見逃した・・・・残り10kmくらいまでは起きていたんですけれどね、目が覚めたら、カンチェラーラがマイヨジョーヌのキープおめでとうのインタビューでした(悲)。

今日は新城が逃げている!(日本人初のバーチャル・マイヨジョーヌ!
寝るわけには行かない!そのためにBlog綴っています。

+・+・+・+・+

ゴールの写真も ( ・∀・)イイ!! ですね。


2012年6月27日水曜日

ポイントカードはすべからく電子カードにしてほしい

ポイントカードってお得ですよね。

お客にとっては、ポイント溜まってお買い物する度にお得感。
店側としてはカードを持たすことでお客の囲い込みができる。
そうなるといろんな店がそれぞれのカードを出し、財布がどんどん厚くなってくる・・・

最近増えたカードは、本屋の丸善(honto)、ローソンのPonta、近所のスーパーマーケットのポイントカードなどなど。。。
どれもクレジットカードタイプの厚みのあるカード。
財布が益々厚くなっていきます。

でもよく見ると、必要としているのは磁気データではなく、単なるバーコードだったりする。バーコードが必要ならこんな厚いカードにする必要ないんじゃなかろうか。

カードレスを進めてくれ
切実におもう。

バーコードの写真を一枚持っていれば済む話なら、iPhone に保存しておけば財布が薄くなってかなり嬉しいのにね。(honto なんて電子書籍を販売するサイト作っときながら、なんでカードを電子化する発想に至らないのかな)
実際そういう”カードレス”サービス(QRコードの画像を保存しておいてください)を採用している店もあり、そういう店は好感もてます。

財布のカード入れには限界があるし、持ち歩けなくなったら財布から抜かれてしまう。
お店にとってもメリットあると思いますがどうでしょう。

新しいiOS6 ではこんなサービスも。



Googleの『Wallet』でもいいですが、iPhone の新システムが日本でも受け入れてくれれば、財布の中身が劇的に変わっていくと思われます。

買い物の際の、スマートフォン所持率はかなり高い昨今です。
積極的に”カードを持たない”選択をできるようにして欲しいものです。
(と、おもってたら今日こんなニュース見た。ヨドバシ偉い)

僕の今の意見としては、財布には【お金に絡む系】のものだけ入れたい。
具体的には以下のものです。

・現金
・クレジットカード
・銀行のキャッシュカード
・Suica

電子マネーが好きという人もいるし、そういう人は全部をケータイに纏めてしまいたいのだろうけど、今のところ僕はお金に関するパートに関しては財布でいいです。
『バッテリーが切れたらお金もない』ってリスクはちょっと怖いですから。

電子化しない方がいいモノについてはまた別にまとめます。

2012年6月18日月曜日

『平清盛』は面白いだろ~視聴率は悪くても

NHKの大河ドラマ『平清盛』毎週観ています。
面白いです。

僕は昔から世間一般のヒトと嗜好の差があるようで、視聴率は振るわない様子です。
でも、これは推測ですが、『気に入っている人はとことん気に入る』そういう類のドラマじゃないかと思います。ついてこれない視聴者は置いてく、その位の勢いがある。
ドラマはそのくらいじゃないと、深みはでないものです。

僕は日本史弱いので、ネットで調べて補いながら毎週楽しんでいますが、そのひと手間を掛けるかどうかで感想は変わってくる気がします。そういうのがメンドイと思う人には合わないかもしれないです。

そこで、僕の視点でどの辺りが面白いと感じているかを書き留めておきたい。
(あくまで僕の視点で、他のひとの視点は他の人にまかせる)

  1. 平安時代末期の武家社会の誕生
    「公家の政」⇒「武家の政治」へ時代が動いています。
    平氏と源氏。二つの武家。平清盛と源義朝を中心に物語が進みますが、その父親の世代(平忠盛)や息子の世代(源頼朝)の長い時代を経て、じわりじわりと武士の世の中を築いていることがよく分かります。

    個人的には、義経の話は有名だし漫画とかでも楽しんでいますが、その父親や祖父の世代の話を知る機会が少なかったので、この機会に学んでいます。
  2. 『悪役』清盛を主役にした成長の物語
    「清盛」が小説や漫画に出てくる時って大体悪役です。
    主人公は源義経の話が多く出回っていますので、そうなると当然、平清盛は悪役に収まるしか無い。判官びいきの義経中心の話が多い現状で、あえて「平清盛」にスポットを当てるのが、新鮮でした。

    若い頃の清盛は結構いい年まで、ガキっぽく落ち着かない感じで結構イライラしたものです。(忠盛を演じる中井貴一が頑張ってた)
    が平家の棟梁になり、保元の乱の結果叔父の忠正の首を刎ねてから、風格が漂ってきた。

    で、先週の息子の婚礼の場面で、土壇場で結婚を渋る婿に、、
    「おまえの考えはようわかった。ただおまえの戯言につきおうてる暇はない。さっさと婚礼を済ませ、子でももうけよ」と言って息子・重盛を投げ飛ばす。
    で、嫁・経子には「ご無礼仕りました、かように不束な倅でございますが、末永くよろしくお願い申し上げます」と頭を下げる。
    怒るでもなく、説得するわけでもなく、淡々とコトを処理する。
    この辺の風格が、平氏の棟梁として親父の言動に似てきたね。肝が座ってる。
    (つか、ついこないだまで逆の立場だったのに・・・)
  3. 12世紀を忠実に描こうとしている(努力が見られる)平安時代末期とか、なかなか想像しがたいです。関ヶ原の合戦が400年前として、更に400年以上も昔の話。平成の人々が時代劇で想像するのが、大体は江戸時代かその前の戦国時代かと思うますが、もっともっと昔の話。江戸時代の人々だって、昔話として琵琶法師の「平家物語」を聞いていたと思う。
    そんな昔話なのにどっかの知事が「画面が汚い」とか「華がない」とかクレーム入れたそうだけど、そりゃあそうだろう。
    800年以上前の、下々の民の生活に華があったらちょっとご都合主義でしょ。
  4. 松山ケンイチと玉木宏
    この2人。平清盛と源義朝の切磋琢磨してる感じがイイですね。
    松山ケンイチの演技って今まで余り観たことなかったですが、いい俳優ですね。
    成長する清盛の姿を上手く表現してる。玉木がいい俳優なのは知ってた。

    この二人だんだんと官職に差が出てきたのが、ちょっと辛いな。
    来週は「平治の乱・前夜」とのことでもうそんな事も言ってられないですけどね。
    でも現代に生きる我々は最終的な勝者が息子の頼朝になる、ってことを知っているんだけども。清盛と頼朝の対面シーンも見逃せない!

と、まあだらだら書きましたが、ガキっぽかった清盛がいつの間にか大人に成長しだんだん『清盛のイメージ』っぽくなってきて面白くなってきましたよ!ってことです。

2012年6月12日火曜日

WWDC2012:今年も発表は斬新かな(備忘録メモ)


いろんな発表があったようで。
(サッカーの試合が忙しくてKeynote まだ観ていませんが)

ホットなうちにまとめておきます。自分の為に。

  • Mountain Lion
    自分に関係してくるのは、先ずはコレでしょうか。
    7月登場予定で1700円。安い!去年Lionに変えたばっかですけんどね。
    毎年OS変えるってのもWindowsの考えとはだいぶ違う考え方です。

    気になる機能は、寝ている間に仕事してくれる「Power Nap」
    スリープ状態でも同期処理をしてくれるということです。

    全体的には、iOS、iPhone/iPad との融合がどんどん進んでいく模様です。
    OS X のインターフェースと タッチ操作のiOSの差を埋めることをゴールに設定しているOSだそうで、ちょっと面白そうです。
  • 新型MacBook Air
    2010年に買ったMacBook Air はまだまだ快適に動いていますよ!
    2年くらいじゃあ、新しい端末とか買いませんよ。
    4年くらい経ったら新しいの欲しくなるな、多分Air。
    新しいの触ってみたいなあ〜・・・・調査しとかないと!

    最大512GBのフラッシュストレージが最速を実現!とのこと。
    ちょっと銀座のAppleStoreで触ってこようかな。
  • MacBook Pro Retinaディスプレイ 
    これ史上最高のノートパソコンとか、凄い称号。
    画面は美しいし、プロ仕様の高スペックに薄型軽量。
    反則みたいな機種を投入してきたもんだ。お値段も高いけど。
    完全にプロ仕様のようですね。ハイビジョンTVより高精細の画面はどんな時に使うのかなあ。観ているだけで楽しいのかな。
  • iOS6 
    地図だねえ、地図。Googleからの独立、独自の地図。
    Google Map好きとしてはちょっと複雑ですが、どんな地図つくってくるのかは楽しみではあります。
    iCloud、メモやリマインダーのドキュメントの扱いが新機能で出てくるそう。
    あとはSiriも進歩しているようですが、日本環境でどうでしょうね。

肝心の発表はまだ未見なので、ネットの記事読んでこの辺まとめました。
早く時間作って、早くKeynote観てしまわないと〜。

2012年5月26日土曜日

ダービー前夜ですよ、ワクワクしながら予想しよう

ダービー前夜です。
前哨戦など振り返りながら、予想してみよう!


■皐月賞

 
  勝ち馬:ゴールドシップ 2着:ワールドエース
『皐月賞は馬場が悪い内側を他の騎手が嫌ったのを、内田騎手が上手く突いて鮮やかに勝った。大外を何十mも余計に走った分、ワールドエースの方が自力は上』
というような意見が世間一般の評価なのか、、、前日のオッズは互角。
  ワールドエース:2.9倍  ゴールドシップ:3.1倍

最後方から、先頭までワープしたかのような鮮やかな上がりっぷり。確かにインを突く騎乗は見事でしたが、悪い馬場を上がってくる馬力は相当なモノだと思うわけです。
勝負付けは済んだ、とまでは言わないまでも、圧倒的な一番人気に推されても良い見事な勝ちっぷりに見えましたがねえ、ゴールドシップの皐月賞。
まあ、3着の馬(ディープブリランテ)とは勝負付けは済んでいるかな、とは思う。
その辺は、次のレースを観てもよく分かります。

■共同通信杯


  勝ち馬:ゴールドシップ 2着:ディープブリランテ
単勝支持率1.4倍 直線抜け出したときは、勝ったと思ったんだろうなあ、実況の青嶋アナ。
ラスト200mで差される様子が、あっけに取られていて面白いです。
このレースと皐月賞の結果を踏まえ、今年の春に逆転はないだろうなと思いました。

次に見たいレースはワールドエースが勝ったレース。

■きさらぎ賞


  勝ち馬:ワールドエース 2着:ヒストリカル
勝ち馬のワールドエースは強かった!ですが、注目は2着に入ったヒストリカル。
前が開かなくて、末脚炸裂中のワールドエースの更に後ろから仕掛けるのですが、最後は追いつかないまでも、2頭だけレベルが違うレースをしていました。

そのヒストリカルが勝ったレースもチェックしよう。

■毎日杯


  勝ち馬:ヒストリカル 2着:マウントシャスタ
ラスト200mでマウントシャスタが飛び出たときには、この馬で決まりかと普通に思いましたが、後方一気の凄い末脚でヒストリカルが飛び込んできました。50mでぶち抜き。
このときも前が詰まって、外出すのに結構手間取っているんですよね。
広く直線がたっぷりの東京競馬場で楽しみな馬です。ワールドエースとの逆転に期待!

******

以上の4つのレースを振り返り、今年のダービー予想の結論!としては、、、
  ◎ ゴールドシップ 
  ◯ ヒストリカル
この2頭はどっちが勝っても良いかなあ。
そういえば、芦毛のダービー馬ってちょっと記憶にないな。
Google先生に聞いてみたら、’89ウィナーズサークルまで遡るみたいだ。

△付けるならば、ワールドエースフェノーメノ
フェノーメノは青葉賞の勝ちっぷりが、ゼンノロブロイを思い出した。
話題のステイゴールド産駒ですし、蛯名騎手にもちょっと期待したい。

ディープインパクト産駒は、クラシックレースにこれだけいっぱい頭数だしているのだから、そろそろ勝たないとやばいだろうな。今のところステイゴールドに全部持って行かれているがw
ディープ産駒ならば、ヒストリカルに期待です。

2012年5月21日月曜日

900年ぶりとか、次は300年後とか~今日は金環日食~

今日は金環日食。
2012年5月21日朝:日本列島

日本で金環日食が観測されるのは、1987年以来です。

前日の夜、日本国内で『この規模の地域』で日食が見れるのは次は300年後だ、と大きな話題になっていました。
日食は毎年のように世界のどこかで起きているし、2030年代にも国内でも皆既日食が見られるのになあ、とその時は違和感を感じていました。

***
前日の予報では、天気は曇。日食は厳しいとの予報。

僕は千葉県に住んでいて、職場は都内なので、7時半に金環日食を観察した後では出勤が慌ただしい。最初から東京都内で観察する予定でした。予定地は皇居。

4時半に起床、シャワーを浴びたあと、Twitterや天気予報サイトを入念にチェックしました。
5時台に、空の青さと太陽が見えたときは、行ける!と喜びました。

総武線に乗り、東京駅に向かいます。
車窓から、日光がみえるかどうかばかりを気にしていました。
Twitterをチェックすると、「右上から欠け始めた!」とのツイートで溢れ、そわそわそわそわしていました。

東京駅につき、改札を抜け、OAZO前の信号。
太陽を観察している人が結構いました。僕も負けじとレンズを取り出して観察。
その日初めてみた日食は、1/3ほど欠けていましたが、晴れた空にはっきり確認できてワクワクしました。

セブンイレブンでいつものコーヒーを買い、皇居に向かう。
が、東京駅前の広場に行くと、そこには既に人が大勢で、ちょっと驚きでした。
日本の人の祭り好きは大したものです。もう、ここでいいなって気分になりました。

広場でコーヒー飲みながら日食を観察していると、雲が・・・・・
雲で太陽が隠れたり、あるいは隙間から太陽が覗いたり。
日食の間、ずっとそんな感じでしたが、人が多いので、太陽が出てくると歓声が上がり、それはとてもわかり易い合図になりました。
雲が出た時には肉眼でも十分日食の観察ができるのですね、それも嬉しい発見でした。

そして金環日食。
輪っかになった瞬間はあちこちで歓喜も上がり、それはそれは、なんとも言えない共有感で嬉しくなりました。両手でメガネを持っていたので、拍手はできなかったが、拍手したい気持ちは一杯でした。
Twitterを確認すると、日本全国各地で皆さん日食を楽しんでいました。
見えた方も、見えなかった方も。

今日は月曜日。朝の7時台。
仕事を始める前に皆で空を見上げて、金環日食を観察して、ちょっと幸せな気持ちになる。
日本に住んでいる皆でそんな気分を味わう。

平日の朝7時台というこれ以上はない時間帯だから、都内で見知らぬ皆と観察でき、大勢で一刻を共有体験できた。
こんな体験はもしかしたら、300年後までないかもしれない。
「日本」での共有は一生に一度の体験かもしれない。
確かにそんな風にも思えました。

思えば僕は、25年前から今日が来るのを楽しみにしていました。
小学生でした。クラスの皆で黒い下敷きを用意して、部分日食を観察したあの日。
「ノストラダムスの予言」がまだ有効で、25年後が訪れるなんて信じられなかったあの日。
時は流れていきます。


2030年代の日本国内での皆既日食が今から楽しみです。




2012年5月13日日曜日

カーナビ(GPS)には頼らない



『タジマさんサイクリングの時にiPhoneの"Navi"は使わないんですか?』
後輩に聞かれた。さりげなく。

『え、使わないですよ。たまに地図を確認することはあるけど、大抵は標識だけを頼りに進みますねえ。』

『へえ、僕は初めてのルートとか、Naveなしでは行かないですよ。』

*・*・*

サイクリングにiPhoneは持っていく。
地図アプリも時にはつかう。
走ったログ(ルート)を残すためにGPSを利用することもある。

でも、走行中にルート選択をGPSに頼るのは好きじゃない。

それは、地図を読む能力の退化に繋がる。
もちろん、カーナビも好きじゃないし、極力使わない。
(まあ、車持ってないので、使う機会もあまり無いですけど)

カーナビはたしかに便利だけれど、あまり頼りすぎて地図が読めなくなったら、山登った時や災害の時に命に関わってくるんじゃないかなあ、と思う訳です。
便利なのはわかるけど、道具に頼りすぎるのはちょっと危ない。

GPSに頼らずとも、自分がどこを走っているのかくらいは常に認識したいと思っています。

*・*・*

「あてのない旅をしたい。きみの口癖だよね~♪」

初めて自転車で走る土地は、初めてだからこそいろんな発見がある。
何度か走ると、だいたいルートは固定というか最適なコースに収束していくけれども、初めての時は普段なら選ばないような道に迷い込んだりもする。
住宅街に迷い込んだり、珍しい自動販売機があったり、その街の姿がより深く見えたりする。

そういうのって、余計な回り道かもしれないけれど、僕は結構好きです。


2012年4月29日日曜日

今日も先発は唐川〜 4月29日 V.S.ホークス〜

ゴールデンウィークも始まり、天気も良いので野球観戦に。

   ◇ 千葉ロッテマリーンズ:唐川【19】
       ◆ 福岡ソフトバンクホークス:岩嵜【41】

今年2度目の、千葉県出身の同期対決です。
QVCマリンフィールドはGWで満員!凄い混み方でした。




ホークスの岩嵜投手は唐川と同い年で、市立船橋高校出身。
去年あたりから頭角をあらわしはじめ、今年はローテーションを守っているようです。

船橋で子供の頃から野球をやっていたということは、マリンスタジアムは憧れの舞台だったコトと思います。夏の甲子園に出場しているので、何度か投げたことはあるハズ。
でも、3万人の大観衆を敵に回しての投球は初めてでしょう。

千葉の野球少年なら、マリーンズのファンだった可能性は大です。
同じ千葉出身・ドラフト1位の唐川はルーキーの頃から地元チームに愛され、今やエースという呼び名もぼちぼち見えてきた活躍。一方、自分はそんな唐川の敵として登板。
ちょっとドラフトのクジが違っていたら、自分がマリーンズに・・・


そんなことを考えていたかどうかはワカリマセンが、序盤は応援に圧倒されてか、制球に苦しんでいました。満員のマリーンズファンの応援は”敵として”舞台に立ったら、ちょっとは影響があるでしょう。四球・死球でランナーを溜めてノーアウト満塁から、犠牲フライでまずは1点頂きました。

一方の唐川投手。
こちらは満員のファン殆どが見方です。
いつものようにひょうひょうと、要所を抑えたピッチング。ヒットは打たれても、失点には繋がらない。ちょっと気になる点があるとしたら、三振が少ないこと。去年まで6〜7は取っていた1試合平均の三振が今年は3〜4と、今までと比べると随分減ってきたなという気がします。

2回以降は岩嵜も立ち直し、角中にソロホームラン打たれたりもしましたが、それ以外は良く抑え、2−0のまま9回に進みました。

肝心の9回表。
先頭をヒットでだしたのは、まあいい。連打されたのもしょうが無い。
しかし、その後の注文通りのピッチャーゴロをセカンドでアウト取れず、1アウト2,3塁の形にしちゃったのが頂けない。その後のレフト大飛球で前進守備の工藤のファインプレイに救われたけど、抜けていたら同点でピンチが更に広がっていたねえ。
完封できたチャンスを逃したのは、ちょっと残念でした。

*****
結果、唐川は9回1失点で勝ち投手、岩嵜は8回2失点と、どちらも立派な投球でした。
唐川・藤岡だけでなく、岩嵜も松坂世代のように同級生として切磋琢磨してくれること、期待大です!

スコア速報 ロッテ対ソフトバンク


  チーム     1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
ソフトバンク   0 0 0 0 0 0 0 0 1  1
ロッテ      1 0 0 1 0 0 0 0 X  2



2012年4月25日水曜日

神はあなたが耐えられない試練を与えない

神はあなたが耐えられない試練を与えはしない


漫画とか小説でよく見かける聖書の引用。(コリント人への手紙、だったかな)

*****
最初はこりゃ無理だろう、ヤバイなーと危険信号を感じていても、いざとなって一念発起してみたら何とかなっちゃうことはよくあります。昔から(夏休みの宿題とか)、自分の限界を試すかのようなギリギリまで追い込むことが多かったということもありますが、限界に近いところで勝負するのはワリと好きです。

一度山を乗り越えたときの開放感・達成感は、なかなか得られない心地良さがありますし、ひと仕事終えた後のメシは旨い!

自分の実力に対して、できるかどうか微妙なギリギリのラインでの攻防。
そういう仕事は成長にも結びつくし、大事にしたい。

そして、最初から諦めるのではなく、チャレンジする心をいつまでも大切にしよう。
攻めのキモチがなくなったら、老いていくだけだよね。

いつまでも若くあるためにも、前向きにチャレンジしていこう!


2012年4月18日水曜日

飛行機乗って旅に出よう〜見知らぬ土地はいつもあなたを待っている

飛行機、好きです。
見るのも好きですし、乗って上空から見る景色はもっと好きです。

羽田空港に行くと大抵、ここを職場にする仕事をしたかったなあ、と憧れにも似た気持ちも芽生えてくる。

一番好きな理由は、短時間で車や電車より遙かに遠くまで移動ができること。
飛行機から降りると、今までいた場所とだいぶ違う世界が広がっている。

初めて行った小松は道広く、静かで、人は少ない。
天気が良い日には、山頂に雪が残る白山も見える。
見たところフラットな道が続き、自転車にも適した街に見える。

今回は仕事で行った為、ほとんど自由な時間がなく観光は出来なかったが、そこの地に降り、様子を眺め、空気を吸う。おまけに土地の美味しいモノを食べる。
ただ、それだけでも旅に来た実感が得られた。

帰京の飛行機、座席はK列。
東京の夜景は美しい。
函館も美しかったが、東京だって負けていない。
マリンスタジアムも、葛西臨海公園の観覧車も、東京ゲートブリッジもハッキリ見える。
飛行機は窓際だな、選択できるならば。

たった1泊しかしなかったのに、東京の人の多さにうんざりしてくるのは羽田からの帰り道。
京成線の事故も重なり、てにゃわんや。
かばん2つとかは持ってられないねえ。


次の機会のときには、MacBook Airだけをバッグに入れて、身軽に旅したい。
ジェットスター・ジャパンも始まるしな!

飛行機に乗って旅に出よう。
小さなバッグひとつで自由気侭にふらふらと。

2012年4月16日月曜日

八日目の蝉:利己的に生きる選択

今更感が強いですが『八日目の蝉』を観ました。



とある夫婦の生後間もない赤ちゃんを、旦那の浮気相手が誘拐して子供が物心つくまで母子として、愛情を注ぐお話。本妻が子供産んだのに対し、浮気相手には堕胎を選択させたりドロドロな人間模様も物語に拍車をかけます。

『子供のために自分の人生全てを捧げる母親』を、永作博美が見事に演じていました。
そしてその子は「自分が産んだ子」ではなく、浮気相手の本妻の子供。
他者に自分のエネルギーの全てを注ぐ女性を見て、自己犠牲に対して想いを募らせました。

また、自分の子供に対して同じように愛情という形ですべてを注いでいる父母は、現実でも大勢いるのだろうなと実感した。

ここ1年ほどで、周りに子持ちの人が随分増えてきている。
出産したり、幼稚園に入学したり、小学校に入学したりとで、立派にお父さん・お母さんの役割をこなしている。


翻って、自分はどうだろうか?


誰の為にも生きていない、自分のことだけではないだろうか。
自分にも子供がいたら、自己犠牲の精神で子供を第一に考えられるか?
ちょっとわからない。

そろそろ僕もいい年齢です。
一部であっても自分以外の誰かの為に生きることを考える時期ではないだろうか。
何時までも自分のことだけでは、利己的に過ぎる。

映画を観ながら、そんなことを考えた日曜の夜でした。



2012年4月5日木曜日

桜は儚いからこそ、美しい

今日は誕生日でした。美しいこの時期に、またひとつ齢を重ねました。





千鳥ヶ淵の桜はほぼ満開です。
桜は儚いから美しい。



星の王子さまみたいなセリフですね。
(「はかない」ってどういういみですか? そのうちなくなってしまうかも
 しれないって意味だよ。。 )


すぐに散ってしまう、すぐになくなってしまうから、皆が花を見に行く。
貴重な桜が散る前に。

そんなはかない桜の季節に毎年々々年齢をひとつふやすと、ヒトの人生だって
大して違いはない儚いものじゃないか、と重ねて考えたりもします。

そんなはかない人生に、少しでも意味を見つけるべく、1日1日を大切に
充実した毎日を生きていきたいですね。





BGMは My Little Lover のevergreen でした。

2012年3月26日月曜日

端末を交換しましたが、Google Chrome の同期処理って便利だね

今更なんですが自宅のWindows端末を、Windows7の端末にしました。

DELLのお買得価格の端末でございます。
WindowsXPを7年くらい使いまして、物持ちが良いのですが動きがいささか鈍くなっておりましたので、今回の交換となりますた。
(MacBookAirも持っているので、どっちがメインかはちょっと微妙)

Inspiron 620s:モニタなし 55,000円切ってる〜!流石は期末、お買い得だ!
と思って購入したら、端末が到着した2日後にその値段から更に期間限定5,000円引きとかやっていましたが、まあそれは別の話です。

さてさて。
ヘント~ウェヴェルヘムを、Jsport4で観戦しながら、今夜セットアップなど行いました。
サイクルロードレースは長丁場なので、眠くなるのを防ぐためにも何か作業するといいのです。


まずは、Windowsのバックアップ作成。
DVDに焼いたんですが2枚。結構時間が掛かるものですね。
 
その作業が終了した後、さて何をインストールしようか?
無線LANの設定はしてあるのでインターネットには繋がる状態です。
なにより先にインストールしたのはそうです、Google Chrome
僕はChrome大好きなんです。


Chromeですが、Googleアカウントでログインすると、同期処理を行えます。
何が嬉しいって、アプリ・プラグイン・ブックマーク、全部引き継いでくれるので、以前の状態そのままに使えるってことですね。
同期されないのが、『テーマ』と『最近良くアクセスするページ』の8つのアイコン。
この2つは、端末ローカルの情報を取得している様子です。


この辺は気分も新たに新しいものを選択しました。


PCはブラウザを中心に動いているし、その情報が簡単に引き継がれるのは便利この上ない。
シンクライアント端末つかっているような感覚です。


そこで思い出したのが、ChromeOSの話。
去年〜今年に出る噂などありましたが、ChromeがOSになるのは結構面白そうです。
Windows8も面白そうではあるけれど〜。



2012年3月15日木曜日

ドラゴン・タトゥーの女:映画にモザイクはいれなきゃダメなのか?

『ドラゴン・タトゥーの女』観ました。
翌日からスターウォーズが始まるため、夜のロードショーは昨日が最終日でした。

最近ずっとそうですが、デヴィッド・フィンチャー監督作品で『映画館まで観に行きたい!』という気分にさせてくれた映画は、まずハズレない。

『セブン』から始まり『ファイトクラブ』や最近の『ソーシャルネットワーク』など。
人は何を目的に生きてるんだろうねってことを深く掘り下げています。

ドラゴンタトゥーの原作は三部作合計で6,000万冊も売れているそうで、面白いことはほぼ間違いなかったのですが、フィンチャーの編集は面白さを強固に固めてくれる。
(余談ですが、原作者は4作目執筆中に心筋梗塞で亡くなったそうで、発表された作品は三部のみとの。未完の小説って物悲しいね。)

主役のダニエル・クレイグ、一つ一つの証拠を検分し、じわりじわりと真実に迫っていくプロの仕事の手法。渋みがあるダンディな佇まいはこんなオッサンになりたいと思わせる。
ヒロインのルーニー・マーラは奇抜さは飛び抜けているものの、非常に仕事ができるクール・ビューティで、更にツンデレ属性も持っていてこれまたストライクですよ。
2時間30分、存分に楽しめました。

で、ひとつ気になったコト。

【R−15指定】ということは知っていました。
それなりに際どいシーンはあるんだろうな、とは思っていました。
しかし、セックスのシーンでとても目が荒い大きなモザイクで局部を隠す、というのは頂けなかった。そんなの初めて観たよ、映画では。

それはあたかもアダルトビデオを見ているような感覚でした。このことで一つハッキリしましたが、映画館でAV観ても楽しくない。プライベートな空間で楽しむものですね。

それまでは映画の世界に没頭していたのが、ただ、そこに『モザイク』があるというだけで、一気に現実に引き戻されました。
今回たまたまなんですが、映画の冒頭15分くらいのオープニング・ドライブがぐいぐい掛かっているときに、映画館に震度4クラスの地震が発生し、その時もちょっとビビリ、リアルに戻ってしまいましたが、モザイクの影響はそれ以上でした。

ネットでも割と話題になっていたようで、六本木では【R-18指定】で無修正版が上映されたそうです。期間限定で。やっぱり、次はそっちが観たいですね。ま、原作を読んでからですかねえ。
(R-18ってポルノ映画扱いでしょうか?その指定もちょっとアレですねえ)

そんな事を言うと、そんなにルーニー・マーラの過激なエロシーンが見たいのか?みたいな誤解を受けるかもしれないですが、まあ、モチロン見たいのはそうですが、それ以上に、純粋に映画を楽しんでいる最中に、邪魔されたのが残念という気持ちが強いです。

映画でセックスが描かれる場合、エロの観点ではなく、ストーリーの必然性みたいなものが考慮されて、違和感なければサラッと流されるものですが、モザイクというフィルターが挟まれるとやたらノイズ感がありありとし、そこだけ違う映画でした。

でも、過激な性描写を”エロとしてのセックス”ではなく、一つの芸術として見ている自分に今回気がついて、ちょっとは大人になっているんだと、そんな気づきもちょっと新鮮w。


2012年3月12日月曜日

あの 3.11 から一年経ちました。

2012年3月11日

あの地震から、一年経った今日。
皇居に行ったら、以前と同じ、とまでは行かないまでも外国のお客さんも戻っていました。


ああ一年経ったのか、とちょっとだけほっとした。

*******
あの日、僕は有給休暇で自宅にいました。
その頃ちょうど学校に通い始める予定があり、その初授業を翌日に控え予習の時間を取るために休みを取得していました。

さてそろそろ、予習始めようかと思った14時46分。
それは少しずつ近づいて来た。

ああ、地震だ。第一にそう思った。

普段と違うのは、徐々に地震が強くなっていくこと。
それはあたかも怪物が近づいてくるようにどんどん大きくなってきた。
そしてそのまま大きな揺れの状態が長く続き、永遠に止まないのではないかとも思った。
*****

あの地震の午後。
スーパーマーケットは16時前に閉まり、コンビニには長蛇の列ができていた。
電話は使えないようだが、Twitterは全く問題なく流れている。

TVで釘付けになったのは、津波。初めて聞いた大津波警報だ。
幕張の液状化現象や、コンビナート火災、気仙沼の大火災。
TVとTwitterでとにかく情報を集めた。

あの日の夜。
何度も何度も余震がきていたあの夜。
もしかしたら、明日、日本には明日が来ないのではないか。
夜のうちに国が終わってしまわないように、そんな風に願って眠りについた。

朝は無事に来た。

しかし、そこには想像もできなかった津波被害の映像が広がっていた。
一番の被災地は、直後には映像が入ってこない地域だ。
あたりまえだけど、そんな悪夢が現実になった。

非現実的な現実の映像を散々観たあとで、幕張に液状化現象を見に行った。
被害状況を観察し写真に撮った。コンビナート火災は大分小さくなっていることが目視で確認できた。東北の被害が大きすぎて、その頃千葉の情報はTVではもう入って来ていなかった。
液状化になった道路を復旧すべく、早くも働いている人々が頼もしかった。

そして、帰宅してTVを付けたら震災の中心地は福島に移動していた・・・


復旧・復興を目指して、1年。

未だ多くの問題を抱えつつ、ひとつの区切りとしての1年が経った今日。
まだまだ全然道半ばである、とは分かっているが『明日はくるんだろうか?』そんな風に考えた夜から1年経ったというのが、ちょっと感慨深い。


2012年3月2日金曜日

漫画天国日本と”Made in china” を嫌う中国人のお客さん

この前、中国人の友人が仕事で来日していたので、週末に会って東京を案内したんです。中国の話など(英語で)色々しましたが驚いたことに、彼女は日本の漫画を随分詳しく知っていました。

一休さん、ちびまる子ちゃん、ドラえもん、忍たま乱太郎、聖闘士星矢、不二家のペコちゃん・・・
うむ、乱太郎以外は全部僕の世代ではないか!

しかも、ちびまる子はマイホームタウンの清水が舞台だぜ!!
なので、本屋でちびまる子の漫画を購入して、拙い英語翻訳でも随分と盛り上がりました。

あとは『新衛門さん』の呼び方(彼女の好きなキャラだそう)から、一休さんとさよちゃんの関係やら(二人は結婚したの?⇒坊主だからしないんじゃね?⇒じゃ新衛門さんとしたの?)などなど、随分突っ込んだ話まで聞いてきました。

何でも、今まで中国政府は外国の文化を禁止していたけれど、それらを解禁するようになった第一世代が今20代の彼女の世代だそうで、それで日本のアニメ、一休さんなんかが特に人気なんだということ。(著作権などはムニュムニュ)

♪好き好き好き好き好きー好き♪愛してる♪ 
も、意味も分からずに歌っていました。
♪Like Like Like Like Like Like ♪I love you♪
と、教えましたが翻訳すると愛の告白歌だったんですね・・・。


では、お土産買いに行こう!と東京駅にあるテレビ局のアニメ商品を扱っている所に案内しましたところ、もちろん小躍りする程喜んでくれました。
しかし、しかし。
これは浅草観光していた時からそうだったのですが、まず第一に "Made in China" の記載があるかどうかをチェックしていました。
中国製とわかると、即座に棚に戻していました。

オフィシャル製品かどうかは問題ではなく、中国製品即却下でした。

中国は世界の工場だからねーとか言っても、誇りに思っている様子はなく、品質がいいことを褒めても納得はしていない様子でした。

中国人は中国製品を信用していない。

結構な驚きでした。多分、今の日本人の方が100倍くらい中国製品を愛していると思います。(ユニクロなどを始め、中国製品排除したら買い物出来ないよねえ)
TVアニメのお土産品、ビックリしましたが人形とかキーホルダー今は置いてある殆どが中国製なんですね。日本でつくっている製品は和紙とか、手拭いとか、”Japan=和” を感じる製品のみでした。

中国人の彼女の立場にたって考えてみれば、そりゃそうですよね。
わざわざ日本来て、中国製品買って帰ってもしょうがない。人にプレゼントする為に買って帰るものなら特に。
僕もオーストラリア行ったときの一番のお土産は『アボリジニー製作のブーメラン』ですた。(でも品質は最高にGoodで、デザインの良さもさることながら重厚感が素晴らしく、これならカンガルーもハントできると確信したものでした。)

コストダウンのために中国で生産しているのでしょうが、その代わりに何か大事なものを失っているような気もします。

………
3年前の麻生政権の際に『国立メディア芸術総合センター』を立ち上げよう!といった構想がありましたが、『国営マンガ喫茶』と野党より揶揄され、民主党政権になって潰されました。

『漫画・アニメのための殿堂』あったら良いなあと、今回つくづく実感しました。
そこには当然、メイド・イン・ジャパンの土産品が山のように置いてあります。
外国人お客のために。ちょっと割高でも。売れるんじゃなかろうか。

アニメファンがどっと押し寄せ、築地市場なみの観光地になるのではないでしょうか。
本気で観光立国目指すなら、ジャパンアニメのチカラをもっと信じて欲しいなあ。

そして、メイド・イン・ジャパンまだまだ信頼されているんだ、とも実感した。
信頼が残っているうちに、挽回していきたいものです。

2012年2月13日月曜日

何を言うか、誰が言うか。〜北川景子が言ったとか〜


「海ばかり見てると人に会いたくなるし、人ばかり見てると海を見たくなる。 変なもんさ。」
– 帰国 - KEIKO’S BLOG - 北川 景子 オフィシャルブログ (via

Tumbler見てたら突然このような文に出会いました。
む、北川景子のブログ・・・ちょと彼女の声をイメージしてセリフを再生してみよう。

『海ばかり見ていると人に会いたくなるし、人ばかり見ていると海を見たくなる。変なもんさ』
最後の「変なもんさ」が実にキマってますね。

北川景子、随分オトコマエで詩人みたいな文をブログに載せているんだなあ、もしかしてブログではこんな口ぶりで淡々と日常を語っているのかなあ、ワクワク。。。と、『惚れてまうやろ!』とも言える感情を抱きつつ、、本家ブログのリンクをクリックしました。

そこには20代の女性の、芯のある文章が真面目に綴られていて、ちょっと予想外でした。件のセリフは、何のことはない最近読んだ本からの引用でした。
しかも、自分自身も何度も読み返したことがある、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』の主人公 "僕" のセリフでした。

彼なら、確かにそういうセリフ言うなあ、と即座に納得してしまい、北川景子さんに対する
恋心にも似たワクワク感は何処かにいってしまいました。ブログに綴られている文章は、しっかりとした大人な感じが出ていてとても好感が持てるものでしたが、最初に期待していた詩人のようなギャップがなかったということですね。


同じテキストであっても、『誰が言ったか』でここまでイメージが変わるものなのかと、改めてビックリしました。

ネットでは一時期、2ちゃんねるを中心とした匿名性が強いBBSが流行り、意見から「人の属性」を取り除いた、純粋なコンテクストの文化が大事に扱われていた時期もありましたし、僕自身「純度の高い意見そのもの」は大切に扱いたいと考えていました。
ですので、今回の印象の違いについてはちょっとした驚きでした。

現在の主流である、TwitterやFacebookに代表するSNSでは、完全に ”人の属性” と ”意見” はワンセットで切り離すことはできません。とくにFacebookの「いいね!」などの反応は、言ってる内容よりも、誰が言ったかしか重視されていないようにも見えてきます。
となると、『ソーシャル疲れ』とか、いつかきた道を歩むのでしょうか。

*****
そんな北川景子さんのブログで、こんな一節もありました。
今回オークランドから成田へ帰るフライトで同じ本を読み返してみたら
"人生"とか"性"のような普遍的なテーマについて心の底から真剣に悩んでいる
「僕」と「鼠」が、とても幼く、純真でまっすぐな青年に感じられて
微笑ましくなりました。
あの2人の会話を『幼く、微笑ましく』感じるとか、20代半ばで随分と大人な女性だなあ、と感心しました。僕も多分25歳くらいの頃に読んでいましたが、とてもそんな感想は抱けなかったですね。大人な女性はカッコイイです。PS. いろんな場面で昔より『傷つかなくなった』というのが、僕が大人になったかな、と感じる出来事ですね。良きにしろ悪しきにしろ。

2012年2月12日日曜日

モンタナ伝説に並び損ねたブレイディ:スーパーボウル46

米国最大の祭典、スーパーボウル(SB)が今週行われました。
ニューイングランド・ペイトリオッツ V.S. ニューヨーク・ジャイアンツ という

・史上最多に並ぶ4度目のSB制覇なるか、トム・ブレイディ!
・兄を超える2度目の制覇なるか、イーライ・マニング!

といった、スターQB対決がとても注目された前評判でした。また、ブレイディにとって唯一のSB敗戦である四年前の対戦相手がジャイアンツ、という事も盛り上げる要素になり、現地では「ザ・リマッチ(再試合)」と呼ばれていたそうです。

試合はNEが2点リードしていた4Qラスト一分。
NYG・RBブラッドショーがタッチダウン・ランを決め、更に残り50数秒を守り切りジャイアンツが劇的に勝利しました。

逆転のタッチダウン成功シーン

***
僕はこの試合放送を、先ずGAORAで観ました。
GAORAは解説陣が村田さんをはじめ実に玄人ぞろいで、一般視聴者が中々気が付きにくい点をバシバシ指摘してくれるため、ルールが難しいNFLを理解するのにとても勉強になります。

勝利を決めた最後のシリーズで、マニングは前回のSBでも魅せたスーパキャッチを生む ”記憶に残る” パスを決めています。
残り2分の時点でレッドゾーンに侵入、FGによる逆転は確実な状況でした。
このタイミングで、GAORA村田さんの解説は、NEが自分たちの攻撃の時間を残すために「あえて前を開けて」タッチダウンを取らせることもあるではないか、との指摘をしていました。

1点差と4点差では全く違うし、TDは防ぎに行くだろうなーと僕なんかは思っていたのですが最後のTDプレイでは、1stダウンを獲得した上でゴール手前1ヤードで止まり、ギリギリまで時間を進めた上で、FGでサヨナラ勝ち!というシナリオも可能でした。
タイムアウトが残っていないNEは防ぎようが無いのですね。
実際には、ブラッドショーが自身の勢いをとめられずに、TD取ってしまったのですがw。

それで50数秒が残ったブレイディ。
流石、超一流QBですね。残り時間がない中ゲインしていき、残り5秒のラストプレイ。
ゴールエリアにロングパスを投げ込み、レシーバーの手に当たるところに投込みましたが、パス・インコンプリートで試合終了となりました。

最後のパスは、決まっていてもおかしくはなかったし、決まっていたら”モンタナマジック”に並ぶ伝説になっていたでしょう、ブレイディ惜しかった。

****
この一連のプレイ、もしブラッドショーがTD取らずにゴール手前で止まっていたら、NEにとってはノーチャンスであり、キッカーのミスを願うしか術はありませんでした。
その辺りの時間の計算を、GAORA村田さんはかなり早い時間で気が付いていたのが流石の解説で驚きました。(その後見たG+の解説は、全く言及していませんでした)



ブレイディは V.S. イーライ のスーパーボウルで、2戦2敗・唯一の負けとのことで、伝説になり損ねたと共に、トラウマに残りそうですね。
対するイーライはスーパーボウル自体、2戦2勝と負け知らず。大舞台の逆転勝利という、土壇場に強い男本領発揮ですね。記録より記憶に残る男、まさに。




2012年1月29日日曜日

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

観てきた!面白かった〜。

このシリーズ大好きなのですが、いつも期待を裏切らない。
(2の冒頭以外は除く、かな。。あれはクライミングシーンだけだった。)
イーサン・ハントは15年変わらずにカッコイイ!

今までは、1話毎に独立していたけれども、今回の映画は少なくとも
3は先に観ておいた方がいいかなーというタイプでした。
それ以外にも、過去のシーンをオマージュしたシーンとか小出しに出てきて
ファンを楽しませてくれますね。

このシリーズは1が最高に面白く、トム・クルーズ以外に、ジャン・レノ、
ジョン・ボイドに、エマニュエル・ベアールという豪華キャストに
デ・パルマ監督ってもう涎もののメンバーだし、ストーリーもスリリングで面白かった。

で、そこで出し尽くした感じがあったので、続編は駄目だろうなと考えていて
案の定2で外した(ジョン・ウー監督だったのが失敗だった)後に、3が中々
面白くまとめてた、、、ところに今回の4ですよ。

今までのイーサン・ハントは『変装の達人』というキャラ設定で、毎回何度か
観客を"騙す"シーンを必ず入れていましたが、もうそれも客が慣れてしまった為か
今回は封印していたのが、一つ目のビックリ。

あとは、過去シリーズの話、特に3のラストからの引き続きをしっかり意識して
作っている、独立した作品というより、過去の集大成的ポジションなのかなって
感じがありました。1で出てきたボディーガードのお兄さんぽい人も再び登場して
(転職できたのかw)結構ビックリして受けました。

面白いストーリーというのは、開き直って大胆に物語の設定をいじることで
出てくるものなんだと、かなり感心しました。
ブルジュ・ハリファやインド/ムンバイなど、その時期のトレンド地域は忘れずに
取り込んでいるのは面白いです。前回の中国のシーンとかもね。
いつか日本も出てこないかなあ。。。

自分の中でランキングを付けると。。。
1(超最高) 4(凄く面白い!)3(とても面白い!) … 2 (´・ω・`)
3と4はそれほど差はないけど、「ラビットフット」の正体とかラストシーンとか
の差で、やや4が上かなあというのが今の印象。も一回3が観たくなったw


実際に、手に汗を握った(本当に汗出ていた)シーンがいくつもあって
2時間半、間違いなく楽しめます!おすすめ映画です。



2012年1月9日月曜日

2012年 ベンジャミンの観察

新年あけて、ますます寒い毎日が続いています。
今回はこのブログの本筋である『観葉植物ベンジャミン』の話など。

ベンジャミンは常緑の植物なのですが、亜熱帯地域が原産地のため、夏はいつまでも
どこまでも元気なのですが、冬はじっと我慢の子になります。

年末年始に実家に少し帰っていたのですが、その時に外に設置したまま出掛けたところ、葉っぱが黄色く(薄黄緑色に)なってきました。
これから更に葉が黄色になると、落葉します。
冬は新しい芽は出てきませんので、5月頃までじっと我慢になります。

最近知ったのですが、冬の時期は「休眠する」のだそうです。
なので、寝た子を起こすような栄養分や必要以上の水は、与えてはいけないと。
水は、地表が乾いてから数日待って与えれば良いとのことです。

でもね、葉が黄色くなってくると、どうしても水を与えて肥料までやりたくなってしまうんですよね。
実際にやってしまったのが先週の話。。。落葉は見なくないですので。

肥料を与えるのと同時に、室内保管に戻したため、そちらの方が多分影響大きかったと
思いますが、黄色くなりかけていた葉色が、みるみる緑を取り戻してきたが驚きです。
3日くらいで、目に見えて変化してきました。
・・・もう一回、すぐに寝てくれるといいのですが。

でも、冬もなんとか越せそうです(笑)毎年結構ドキドキします。
室内の温かい場所で、乾燥に気をつけて葉水を与えれば、なんとかなるでしょう〜。